オーストラリアドル週報(2019年9月第4週)

豪ドル/円、短期はやや弱気。71円割れの越週で一段の下落へ。

オーストラリアドル週報(2019年9月第4週)

豪ドル/円、短期はやや弱気。71円割れの越週で一段の下落へ。

9/19の豪雇用統計発表以降、豪ドルは対ドル、対円でジリ安の展開が続いています。雇用市場は堅調さを維持していますが、中国の景気減速による需要減が欧州の輸出にも影響を及ぼしていることが確認されており、世界経済の先行きにより不透明感が増していることから、豪州中銀は雇用市場の安定とインフレターゲットを達成させるため低金利政策を維持するとしており、また、必要とあれば一段の緩和を実施する方針であることを示しており、豪ドルは対ドル、対円で反発力の鈍い展開が続いています。

チャートを見ると、日足は9/13に付けた74.49を直近高値として上値を切り下げていますが、72.60-70に日足の下値抵抗があり、このレベルを下抜け切れずに低位揉み合いとなっています。一方で、8/26に付けた69.97を直近安値として下値を切り上げて来た流れからは9/20の陰線が下抜けて終えており、日足は下値リスクがより高い状態にあります。
現状は調整的な下げの範囲内に留まっていますが、71円割れで終えた場合は新たな下落リスクが生じます。日足の上値抵抗は73.30-40、73.80-90に、下値抵抗は72.60-70、72.00-10、71.10-20にあります。21日移動平均線は73.06に位置しており、この下に入り込んでいますが“ダマシ”の範囲内です。
しかし、120日、200日線は75.01と76.43にあり、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れにあります。

一方直近の週足は陰線引けとなり続伸に繋げられずに終えており、先週の上抜けが“ダマシ”となった可能性があります。一方で、今週の週足の下値抵抗が71.40-50、70.60-70にあり、全て割り込んで越週しない限り、下値余地も拡がり難い状態です。週足の上値抵抗は73.30-40、74.10-20にあります。短期トレンドは74円台を回復して越週しない限り、“豪ドル弱気”の流れに変化が生じません。31週、62週移動平均線は75.74と77.99に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れにあります。

豪ドル/円、短期はやや弱気。71円割れの越週で一段の下落へ。

豪ドル/円【週足】:(9/26現在31週移動平均線は75.74に、62週線は77.99にあり、これらを下抜けて、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに入っている)

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