NZドル/円(NZD/JPY)の為替チャート・予想・見通し

今週のニュージーランドドル(NZD)の見通し

NZ/円、上値余地が限られる展開。76円割れの越週で短期トレンドに変化。

NZ経済は緩やかな拡大基調を維持しており、為替相場もファンダメンタルズを反映する動きとなっていますが、ここに来てFRBの金融政策スタンスにやや不透明感が増してきたことや、米国10年債利回りが3.0%割れとなり、短・長期金利に逆イールド現象が生じています。
世界経済の先行きに不透明感が生じ始めており、NZドルはリスク回避傾向が強まる中で、対円、対ドルで下落傾向が強まっています。

チャートを見ると、日足は、3手連続陰線引けとなり、上値を切り下げ始めています。現状は10/26に付けた72.38を直近安値として下値を切り上げる流れを維持していますが、日足が77.00割れで終えた場合は、日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。さらに76.50割れで終えるか、値動きの中で76.00割れを見た場合は短期トレンドが変化して74〜75円ゾーンにある下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなります。(12/6)

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NZドル(NZD)相場に関する経済カレンダー

日本円(JPY)相場に関する経済カレンダー

現在のNZドル相場の焦点

・新政権下の中銀の政策スタンス変化の有無 △↓
・米中貿易摩擦による中国の景気減速懸念◎↓
・国内の住宅価格の高騰とピークアウト ○↓

現在の日本円相場の焦点

・日米金利差の拡大
・日銀金融緩和縮小の動き
 

NZドルの為替レート推移

2005年末 2010年末 2015年末  
為替レート(対円) 80.35 63.22 82.10
為替レート(対ドル) 0.6837 0.7802 0.6831

日本円の為替レート推移

2005年末 2010年末 2015年末  
為替レート(対円) 117.75 81.12 120.22

ニュージーランドの経済指標の推移

2005年末 2010年末 2015年末 直近   NZドルへの
影響度 方向性
政策金利 7.25% 3.00% 2.50% 1.75%
(Dec./18)
 
市場金利(3ヶ月)為替先物より算出(オファー) 7.69% 3.24% 2.84% 1.98%
(Dec./18)
 
市場金利(10年)カレンシースワップ 6.56% 5.54% 3.75% 2.80%
(Dec./18)
 
株価指数 1,020 757 1,217 1,524.45
(Dec./18)
 
実質GDP 3.00% 0.30% 2.30% 2.8%
(2Q/18)
 
消費者物価指数 2.70% 4.00% 0.10% 1.9%
(Sept./18)
 
失業率 3.70% 6.70% 5.30% 3.9%
(Sept./18)
     
経常収支 -7.10% -2.30% -3.10% -3.3%
(2Q/18)
 

N$高/N$安

日本の経済指標の推移

2005年末 2010年末 2015年末 直近   日本円への
影響度 方向性
政策金利 0.15% 0-0.10% 0-0.10% 0.10%
(Dec./18)
     
市場金利(3ヶ月)為替先物より算出(オファー) 0.10% 0.34% 0.18% -0.12%
(Dec./18)
     
市場金利(10年)カレンシースワップ 1.61% 1.17% 0.53% 0.20%
(Dec./18)
     
株価指数 16,111 10,229 19,034 21,219.50
(Dec./18)
     
実質GDP 1.90% 3.50% 0.80% 0.3%
(3Q/18)
     
消費者物価指数 -0.10% 0.00% 0.20% 1.4%
(Oct./18)
 
失業率 4.40% 4.90% 3.30% 2.4%
(Oct./18)
     
経常収支 3.72% 0.54% 3.29% 3.8%
(3Q/18)
     

円安/円高

ニュージーランドの長期経済予測

- 2019年 2020年 2021年   NZドルへの
影響度 方向性
先物による政策金利予想 - 1.74% 2.09% 2.38%      
実質GDP予想 - 2.70% 2.90% -      
NZ中銀による消費者物価指数予想 - 1.90% 2.00% -      

N$高/N$安

日本の長期経済予測

- 2019年 2020年 2021年   日本円への
影響度 方向性
先物による政策金利予想 - -0.03% -0.01% 0.02%      
実質GDP予想 - 1.00% 0.60% -      
消費者物価指数予想 - 1.80% 1.40% -      

円安/円高

ニュージーランドの政治・社会情勢

日本の政治・社会情勢

ニュージーランドの経済情勢

第一次産業を中心とした農業国。乳製品の輸出先中国や経済的に結びつきの強い隣国オーストラリアの景気後退の影響を受けてニュージーランドも景気減速感はあるものの、他の先進国に比べるとその傷は浅く、ニュージーランド政府も2016年には経済成長は持ち直す見通しを発表している。

日本の経済情勢

政府・日銀による金融緩和が続く中、アベノミクスに一定の効果が見られており経済は上向き加減。ただし、引き続き原油安などの要因でぐインフレ率は低く、日銀は2%のインフレ目標の期限を数度にわたって後ろ倒しにするなど、回復力は当初見込みより弱い。そうした中で日銀は2016年2月16日より金融機関の日銀への当座預金の一部に史上初のマイナス金利を適用することを決めたが、イールドカーブ全体が低下、長期金利低下の金融機関等への弊害が大きく11月には短期長期両方の金利を誘導するイールドカーブコントロールに方針を変更。

NZドル通貨の概況・特徴

オーストラリアドルと並ぶ高金利通貨として個人の投資対象となった期間が長かったこともあり、また、資源国である隣国オーストラリアとの地理的、経済的に密接な結びつきから資源国通貨と似た動きをする。しかし実際には資源はほとんど産出しないため昨今の資源価格下落の直接的な影響を受けないばかりか観光業が好調であるため徐々に資源国通貨との動きの差が出てきている。

日本円通貨の概況・特徴

比較的経済が安定していて、戦争等の地政学的リスクからも遠い日本の通貨円は、このところスイスフラン等と同じ「危険避難通貨」として取り扱われる傾向があり、経済危機、戦争等のリスクが世界的に発生すると「有事の円買い」が発動されることが多い。そのためリーマンショック後の世界の経済危機に際してはゼロ金利の円に買いが集まり2011年から2012年にかけては80円を割る局面もあった。しかし、安部政権発足とともに黒田日銀総裁の追加金融緩和策とアベノミクスの相乗効果と、世界的な危機の後退から2013年以降円売りが進んだ。
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