今週の米ドル(USD)の見通し
日銀利上げ思惑で円高への流れが確定か
先週のドル円は週を通してドル安・円高が進行した一週間となりました。週前半は財務長官に指名されたベッセント氏が財政面でタカ派な意見を述べていることから米国債上昇(金利低下)の動きから週明けはややギャップダウンしてのドル売りが先行しましたが、それでも154円前後での動きが続きました。その後、あらためて関税問題が懸念材料として持ち上がったことから、ドル円ではドル売りの動きが強まり、水曜には150円台半ばまで調整が進みました。
木曜こそ感謝祭で米国が祝日であったことから買い戻しが入りましたが、金曜は東京早朝の東京区部CPIが予想よりも高かったこと、感謝祭の間で参加者が少なく薄いNY市場で植田日銀総裁が年内にも利上げに動くと思わせる発言を行ったことから円高が進み149円台半ばまで水準を切り下げ若干戻しての週末クローズとなりました。(12/2)
USD アメリカドル FX
JPY 日本円 FX USD/JPY 到達確率チャート
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2024/12/03
東京市場のドルは150円台を回復、海外時間ではハト派な要人発言でドル売りを優勢(24/12/3)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株が大幅高となったことでリスク先行のドル買いが強まり150円台を回復した。
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2024/12/03
ドル円見通し 一時149円に迫り11月15日高値156.74円以降の安値更新、下落基調続く(24/12/3)
日銀追加利上げへの警戒感や中東情勢、トランプ次期政権の保護主義政策姿勢、仏政局不安によるユーロ安等から円買い優勢となり3日未明には149.07円まで安値を切り下げた。
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オーダー/ポジション状況
米ドル(USD)相場に関する経済カレンダー
日本円(JPY)相場に関する経済カレンダー
現在の米ドル相場の焦点
現在の日本円相場の焦点
米ドルの為替レート推移
2005年末 | 2010年末 | 2015年末 | |||
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為替レート(対円) | 117.75 | 81.12 | 120.22 |
日本円の為替レート推移
2005年末 | 2010年末 | 2015年末 | |||
---|---|---|---|---|---|
為替レート(対円) | 117.75 | 81.12 | 120.22 |
アメリカの経済指標の推移
2005年末 | 2010年末 | 2015年末 | 直近 | 米ドルへの | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
影響度 | 方向性 | ||||||
政策金利 | 4.255 | 0.25% | 0.50% | 4.75% (Nov./24) |
◎ | ||
市場金利(銀行間金利3ヶ月) | 4.54% | 0.30% | 0.61% | 4.51% (Nov./24) |
〇 | ||
市場金利(10年)カレンシースワップ | 4.94% | 3.38% | 2.19% | 3.84% (Nov./24) |
|||
株価指数 | 10,718 | 11,578 | 17,425 | 44,860.31 (Nov./24) |
〇 | ||
実質GDP | 3.3% | 2.5% | 2.6% | 2.8% (Sep./24) |
|||
消費者物価指数 | 3.69% | 1.69% | Nov0.70% | 2.6% (Oct./24) |
〇 | ||
失業率 | 5.00% | 9.50% | 4.90% | 4.1% (Oct./24) |
|||
経常収支 | -5.57% | -3.00% | -2.60% | -3.3% (2Q/24) |
↑U$高/↓U$安
日本の経済指標の推移
2005年末 | 2010年末 | 2015年末 | 直近 | 日本円への | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
影響度 | 方向性 | ||||||
政策金利 | 0.15% | 0-0.10% | 0-0.10% | 0.25% (Nov./24) |
〇 | ||
市場金利(3ヶ月)為替先物より算出(オファー) | 0.10% | 0.34% | 0.18% | 0.23% (Nov./24) |
|||
市場金利(10年)カレンシースワップ | 1.61% | 1.17% | 0.53% | 1.06% (Nov./24) |
|||
株価指数 | 16,111 | 10,229 | 19,034 | 38,081.92 (Nov./24) |
|||
実質GDP | 1.90% | 3.50% | 0.80% | 0.9% (Sep./24) |
〇 | ||
消費者物価指数 | -0.10% | 0.00% | 0.20% | 2.3% (Oct./24) |
|||
失業率 | 4.40% | 4.90% | 3.30% | 2.4% (Sep./24) |
|||
経常収支 | 3.72% | 0.54% | 3.29% | 4.7% (3Q/24) |
↑円安/↓円高
アメリカの長期経済予測
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 米ドルへの | |||
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影響度 | 方向性 | ||||||
政策金利予想 | 1.90% | 2.10% | 1.90% | 1.80% | ◎ | ||
実質GDP予想 | 2.20% | 2.00% | 1.90% | 1.80% | 〇 | ||
消費者物価指数予想コア | 1.90% | 1.90% | 2.00% | 2.00% | 〇 |
↑U$高/↓U$安
日本の長期経済予測
- | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 日本円への | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
影響度 | 方向性 | ||||||
先物による政策金利予想 | - | -0.03% | -0.01% | 0.02% | |||
実質GDP予想 | - | 1.00% | 0.60% | - | |||
消費者物価指数予想 | - | 1.80% | 1.40% | - |
↑円安/↓円高
アメリカの政治・社会情勢
日本の政治・社会情勢
アメリカの経済情勢
日本の経済情勢
米ドル通貨の概況・特徴
一方で一時「有事のドル買い」といわれた「危険避難通貨」としての役割は近年薄れているように見える。2015年頃までは世界の主要国に先んじて景気の回復局面に入りつつあると目されていたことからドルが買われていたが、2016年には英国が国民投票で予想外にEU離脱を決めたことでリスク回避の動きが加速、ドルは対円ではリスク回避の円買いに押され100円割れ。しかし、11月に想定外のトランプ政権の誕生でドル円は一気に上昇、年末には118円台に達した。以後は2019年まで膠着状態が続き値幅は年々狭まる傾向となっている。