豪ドル/円(AUD/JPY)の為替チャート・予想・見通し

豪ドル(AUD)の見通し

豪ドル/円、日足は下値抵抗を守った状態、週足は下値リスクがやや高い状態を示す。

6/14に発表されたオーストラリア5月の失業率は5.4%となり、市場予想の5.6%より改善しましたが、雇用者数の伸びは市場予想の+19千人に対して、+12千人に留まりました。また、フルタイムの▼20,600人に対して、パートタイムが+32,600人となり、内容的にも良い結果ではありませんでした。これを受けて豪ドルは対ドル、対円でジリ安の展開となっています。 チャートを見ると、直近の日足(6/14)は陰線引けとなり、83.00-10にあった日足の下値抵抗を実体ベースで下抜けて一段の下落に繋がりましたが、82.30〜81.80ゾーンに強い抵抗が控えており、これを下抜け切れずに小反発に転ずる可能性を残しています。一方で、上値も84.50-60にある重要な上値抵抗にぶつかって反落しており、これを上抜けて来るまでは下値リスクを残した状態です。日足の上値抵抗は83.50-60と84.30-40に、下値抵抗は82.20-30、81.70-80にあります。21日移動平均線は83.22に、120日、200日移動平均線は84.13と85.32にあり、全てを下抜けており、短・中期トレンドは豪ドル弱気の流れにあります。 一方直近の週足見ると、上ヒゲがやや長く、実体の小さい陽線引けとなりました。上値トライに失敗して押し戻された形となっており、さらに、今週の上値トライでも84円台定着に失敗して押し戻されており、週足が陰線となる可能性が高くなっています。短期トレンドは83円台を日足が下抜けて豪ドルやや弱気の流れにありますが、82.50-60、81.70-80に週足の下値抵抗があり、これを下抜けて越週しない限り、急落にも繋がり難い状態です。一方で上値も、2週連続して84円超えトライに失敗したことや、31週移動平均線が84.36に位置しており、今週の上値トライでもこれを上抜け切れておらず、84円台で戻り高値を確認した可能性に注意が必要でしょう。今週の週足ベースで見た上値抵抗は84.50-60にありますが、これを上抜けて越週出来れば下値リスクが軽減されます。但し、この場合でも62週移動平均線が85.19にあり、これが上値抵抗として働く可能性に注意が必要です。また、31ヶ月移動平均線が83.62にありますが、月足の終値ベースで83円台を維持できない場合は新たな下落リスクが点灯します。(6/15)

AUD オーストラリアドル FX AUD/JPY 到達確率チャート

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豪ドル(AUD)相場に関する経済カレンダー

日本円(JPY)相場に関する経済カレンダー

現在の豪ドル相場の焦点

・中国の景気減速一服 ◎→
・資源価格下げ止まり ○→
・金融緩和策の継続見通し ○↓
・国内ファンダメンタルズの相対的な安定○↑

現在の日本円相場の焦点

・北朝鮮をめぐる地政学リスク ○
・日米金利差の拡大
・日銀金融緩和縮小の動き
 

豪ドルの為替レート推移

2005年末 2010年末 2015年末  
為替レート(対円) 86.28 83.02 87.60
為替レート(対ドル) 0.7328 1.0233 0.7286

日本円の為替レート推移

2005年末 2010年末 2015年末  
為替レート(対円) 117.75 81.12 120.22

オーストラリアの経済指標の推移

2005年末 2010年末 2015年末   豪ドルへの
影響度 方向性
政策金利 5.50% 4.75% 2.00% 1.50% AUG 16  
市場金利(3ヶ月)為替先物より算出(オファー) 5.69% 4.93% 2.42% 1.80% (18/1)  
市場金利(10年)カレンシースワップ 5.71% 6.09% 3.10% 2.93%(18/1)    
株価指数 4,763 4,745 5,295 6,015(18/1)    
実質GDP 1.80% 2.60% 2.50% 2.80% SEP 18  
消費者物価指数 2.80% 2.80% 1.70% 1.80% SEP 17  
失業率 5.10% 4.90% 5.80% 5.40% SEP 17    
経常収支 -5.80% -3.10% -5.20% -2.00% SEP 17    

A$高/A$安

日本の経済指標の推移

2005年末 2010年末 2015年末   日本円への
影響度 方向性
政策金利 0.15% 0-0.10% 0-0.10% -0.1-0.1  
市場金利(3ヶ月)為替先物より算出(オファー) 0.10% 0.34% 0.18% -0.03%(18/1)  
市場金利(10年)カレンシースワップ 1.61% 1.17% 0.53% 0.29%(18/1)  
株価指数 16,111 10,229 19,034 23,800(18/1)  
実質GDP 1.90% 3.50% 0.80% 2.50%(SEP 17)  
消費者物価指数 -0.10% 0.00% 0.20% 0.60%(SEP17)  
失業率 4.40% 4.90% 3.30% 2.70% (SEP17)    
経常収支 3.72% 0.54% 3.29% 4.00%(SEP 17)  

円安/円高

オーストラリアの長期経済予測

3ヶ月後 半年後 2018年 2019年   豪ドルへの
影響度 方向性
先物による政策金利予想 1.50% 1.60% 1.80% 2.17%  
実質GDP予想 2.20% 2.00% 2.80% 2.80%    
消費者物価指数予想 2.00% 2.10% 2.20% 2.30%    

A$高/A$安

日本の長期経済予測

3ヶ月後 6ヶ月 2018年 2019年   日本円への
影響度 方向性
先物による政策金利予想 -0.0% -0.0% -0.0% -0.0%  
実質GDP予想 1.90% 1.40% 1.30% 1.00%  
消費者物価指数予想 0.40% 0.80% 0.80% 1.80%    

円安/円高

オーストラリアの政治・社会情勢

日本の政治・社会情勢

オーストラリアの経済情勢

主要輸出産品が石炭・鉄鉱石の典型的な資源国。輸出先は日本についで中国が多く、2012年以降の中国経済の低迷の影響を受ける形で景気が減速した。しかし、金利の引き下げが住宅価格等の資産価値を押し上げており消費を下支えしていることから下げ止まりへの期待もある。今後の中国経済の減速度合い、国内の鉱業からそれ以外への投資シフトの進展等がオーストラリア経済が踏みとどまれるか否か分かれ目となるだろう。

日本の経済情勢

政府・日銀による金融緩和が続く中、アベノミクスに一定の効果が見られており経済は上向き加減。ただし、引き続き原油安などの要因でぐインフレ率は低く、日銀は2%のインフレ目標の期限を数度にわたって後ろ倒しにするなど、回復力は当初見込みより弱い。そうした中で日銀は2016年2月16日より金融機関の日銀への当座預金の一部に史上初のマイナス金利を適用することを決めたが、イールドカーブ全体が低下、長期金利低下の金融機関等への弊害が大きく11月には短期長期両方の金利を誘導するイールドカーブコントロールに方針を変更。

豪ドル通貨の概況・特徴

国民総生産に占める一次産業の割合は必ずしも高くないのだが、輸出品の中での石炭・鉄鉱石などの鉱物資源の割合が高いことから、オーストラリアドルは典型的な資源国通貨として取扱われている。そのため為替相場は商品相場の影響を強く受ける。また、オーストラリアの場合は資源の主要輸出先であり消費国である中国の経済動向の影響を受けやすい。以前は高金利通貨の代表的存在だったが、絶対水準ではすでに高金利とはいえない。ここ5年ほどは金利の長期低下傾向に伴い対ドルでの豪ドル安が進んでいるが、3年ほど前からは円安も進行しているため対円では横ばい推移。

日本円通貨の概況・特徴

比較的経済が安定していて、戦争等の地政学的リスクからも遠い日本の通貨円は、このところスイスフラン等と同じ「危険避難通貨」として取り扱われる傾向があり、経済危機、戦争等のリスクが世界的に発生すると「有事の円買い」が発動されることが多い。そのためリーマンショック後の世界の経済危機に際してはゼロ金利の円に買いが集まり2011年から2012年にかけては80円を割る局面もあった。しかし、安部政権発足とともに黒田日銀総裁の追加金融緩和策とアベノミクスの相乗効果と、世界的な危機の後退から2013年以降円売りが進んだ。
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