南アフリカランド/円(ZAR/JPY)の為替チャート・予想・見通し

今週の南アフリカランド(ZAR)の見通し

ランド円レポート月曜版

先週のランドの材料は、ズマ大統領辞任のひとつに尽きるかと思います。これまで、野党を中心に与党ANC内部からも辞任要求が出て、着実に辞任への外堀が埋められてきたズマの大統領ですが、13日に改めて不信任案の話が上り15日にも採決を取るという動きとなっていました。さすがにズマ大統領も進退窮まって翌14日に辞任を発表したことで、12月にANC議長に選出されたラマポーザ副大統領が、15日正式に大統領に就任しました。 ラマポーザ新大統領は16日の就任演説で、南アフリカ経済の立て直しと財政赤字の削減、またズマ大統領辞任のきっかけとなった汚職問題の捜査に取り組むと述べました。南アフリカ経済は低迷が続いていることから、今後は新大統領の手腕が問われますが、最初に注目されるのが、今週21日に発表予定の南アフリカ予算案です。 予算案の内容と財政赤字削減への取り組みを見た上で、ムーディーズは同国の格付けを決定すると言っていることからも今月のイベントとしては、大統領交代に次ぐ重要なイベントです。大統領交代、赤字削減に繋がる予算案、今後の大統領が見せる経済政策と、果たしてムーディーズが同国の格付け維持を決断するかどうか、当面は南アフリカの政治からは目が離せないでしょう。 また汚職問題の捜査ですが、これまでズマ前大統領やその周辺と絡んで、南アフリカのインド系財閥グプタ家やマッキンゼー、KPMGといったコンサルティング会社をも巻き込んだスキャンダルが話題になっていましたが、既にグプタ家には逮捕状が出ていることから、今後ズマ前大統領も含めて大きな捜査へと発展していきそうです。 以前はズマ前大統領に恩赦といった話が上っていた時期もありましたが、大統領から降りた途端に与党以内の声も厳しく、前大統領逮捕といったことも考えられそうです。ただ、仮にそうなったとしても南アフリカの政治が良くなるという見方でランドは買われる動きになる可能性が高いと言えるでしょう。(2/19)

ZAR 南アフリカランド FX ZAR/JPY 到達確率チャート

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    ランド円ショートコメント(18/2/13)

    トルコリラ円のコラムでも書きましたが、先週は株式市場の下落がリスクオフの嵐を起こし、ユーロ円やトルコリラ円は4%前後の円高相場となりました。

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日本円(JPY)の相場予想・見通し等に関する新着記事

南アフリカランド(ZAR)相場に関する経済カレンダー

日本円(JPY)相場に関する経済カレンダー

現在の南アフリカランド相場の焦点

・ズマ大統領辞任による期待感◎
・資源価格の下げ止まり ◎↑
・金価格反発  △↑

現在の日本円相場の焦点

・北朝鮮をめぐる地政学リスク ○
・日米金利差の拡大
・日銀金融緩和縮小の動き
 

南アフリカランドの為替レート推移

2005年末 2010年末 2015年末 9/30  
為替レート(対円) 18.60 12.24 7.77
為替レート(対ドル) 6.3288 6.6291 15.4685

日本円の為替レート推移

2005年末 2010年末 2015年末  
為替レート(対円) 117.75 81.12 120.22

南アフリカの経済指標の推移

2005年末 2010年末 2015年末 直近   ZARへの
影響度 方向性
政策金利 7.00% 5.50% 6.25% 6.75% JUN 17  
市場金利(3ヶ月)為替先物より算出(オファー) 7.05% 5.55% 6.63% 7.15%(18/1)  
市場金利(10年)カレンシースワップ 7.54% 7.77% 9.46% 7.86%(18/1)  
株価指数 18,097 32,119 50,694 60,487(18/1)    
実質GDP 5.28% 3.04% 1.28% 2.00% (SEP 17)  
消費者物価指数 2.02% 3.37% 5.20% 4.60% (NOV 17)  
失業率 26.60% 23.30% 24.50% 27.70%(SEP 17)    
経常収支 -3.10% -1.50% -5.10% -2.10%(SEP 17)  

ZAR高/ZAR安

日本の経済指標の推移

2005年末 2010年末 2015年末   日本円への
影響度 方向性
政策金利 0.15% 0-0.10% 0-0.10% -0.1-0.1  
市場金利(3ヶ月)為替先物より算出(オファー) 0.10% 0.34% 0.18% -0.03%(18/1)  
市場金利(10年)カレンシースワップ 1.61% 1.17% 0.53% 0.29%(18/1)  
株価指数 16,111 10,229 19,034 23,800(18/1)  
実質GDP 1.90% 3.50% 0.80% 2.50%(SEP 17)  
消費者物価指数 -0.10% 0.00% 0.20% 0.60%(SEP17)  
失業率 4.40% 4.90% 3.30% 2.70% (SEP17)    
経常収支 3.72% 0.54% 3.29% 4.00%(SEP 17)  

円安/円高

南アフリカの長期経済予測

3ヶ月後 半年後 2018年 2019年   ZARへの
影響度 方向性
先物による政策金利予想 6.52% 6.38% 6.33% 6.72%    
実質GDP予想 1.70% 1.30% 1.40% 1.70%    
消費者物価指数予想 5.70% 5.30% 5.10% 5.20%    

ZAR高/ZAR安

日本の長期経済予測

3ヶ月後 6ヶ月 2018年 2019年   日本円への
影響度 方向性
先物による政策金利予想 -0.0% -0.0% -0.0% -0.0%  
実質GDP予想 1.90% 1.40% 1.30% 1.00%  
消費者物価指数予想 0.40% 0.80% 0.80% 1.80%    

円安/円高

南アフリカの政治・社会情勢

日本の政治・社会情勢

南アフリカの経済情勢

サハラ以南のアフリカ諸国のGDPの30%を占めるアフリカ随一の経済大国。金・プラチナ・ダイヤモンドなどの鉱物資源の輸出で知られるが、以前は世界1位だった金の産出量はすでに掘りやすいところを掘りつくし、5-6位まで後退している。慢性的な電力不足、2014年には格付け機関の格下げの理由ともなった労働ストらしきの蔓延、黒人の高い失業率等問題が山積している。また、ZARの下落と電気料金、食料価格の高騰がインフレを引き起こしつつある。

日本の経済情勢

政府・日銀による金融緩和が続く中、アベノミクスに一定の効果が見られており経済は上向き加減。ただし、引き続き原油安などの要因でぐインフレ率は低く、日銀は2%のインフレ目標の期限を数度にわたって後ろ倒しにするなど、回復力は当初見込みより弱い。そうした中で日銀は2016年2月16日より金融機関の日銀への当座預金の一部に史上初のマイナス金利を適用することを決めたが、イールドカーブ全体が低下、長期金利低下の金融機関等への弊害が大きく11月には短期長期両方の金利を誘導するイールドカーブコントロールに方針を変更。

南アフリカランド通貨の概況・特徴

南アフリカの輸出構成から資源価格の影響を強く受ける。また、最大の貿易相手国中国の景気の影響を受けやすい。80年代ごろには米ドルとほぼ等価であったことを考えれば非常に長期に亘って下落傾向にあるといってよい。2016年に入って対ドル、対円ともに史上最安値を記録している。

日本円通貨の概況・特徴

比較的経済が安定していて、戦争等の地政学的リスクからも遠い日本の通貨円は、このところスイスフラン等と同じ「危険避難通貨」として取り扱われる傾向があり、経済危機、戦争等のリスクが世界的に発生すると「有事の円買い」が発動されることが多い。そのためリーマンショック後の世界の経済危機に際してはゼロ金利の円に買いが集まり2011年から2012年にかけては80円を割る局面もあった。しかし、安部政権発足とともに黒田日銀総裁の追加金融緩和策とアベノミクスの相乗効果と、世界的な危機の後退から2013年以降円売りが進んだ。
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