南アフリカランド/円(ZAR/JPY)の為替チャート・予想・見通し

今週の南アフリカランド(ZAR)の見通し

日米中銀イベントをきっかけに心理的な8.0円台突破を試す展開に

先週のランドは、良好な経済指標が確認できたにも関わらず、心理的な節目である8.0円手前でのもみ合いとなった。
14日に発表された1月製造業生産は前月比+0.8%と前回、市場予想ともに上回る良好な結果となった。また、南アフリカが主要産出国である金やプラチナ価格が引き続き高騰するなど経済的にはランド追い風の環境となった。
ただ、ランドの上値は重く、昨年11月27日以来となる8.0円台には届かなった。18-19日に日本銀行の金融政策決定会合、19−20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)と日米中銀イベント直前で、投機筋が円売りポジションを解消しているとの観測なども重しとなった。(3/18)

ZAR 南アフリカランド FX ZAR/JPY 到達確率チャート

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南アフリカランド(ZAR)相場に関する経済カレンダー

日本円(JPY)相場に関する経済カレンダー

現在の南アフリカランド相場の焦点

現在の日本円相場の焦点

 

南アフリカランドの為替レート推移

2005年末 2010年末 2015年末    
為替レート(対円) 18.60 12.24 7.77
為替レート(対ドル) 6.3288 6.6291 15.4685

日本円の為替レート推移

2005年末 2010年末 2015年末  
為替レート(対円) 117.75 81.12 120.22

南アフリカの経済指標の推移

 
2005年末 2010年末 2015年末 直近   ZARへの
影響度 方向性
政策金利 7.00% 5.50% 6.25% 8.25%
(Feb./24)
     
市場金利(3ヶ月)為替先物より算出(オファー) 7.05% 5.55% 6.63% 8.38%
(Feb./24)
     
市場金利(10年)カレンシースワップ 7.54% 7.77% 9.46% 9.22%
(Feb./24)
 
株価指数 18,097 32,119 50,694 74,313.44
(Feb./24)
     
実質GDP 5.28% 3.04% 1.28% 0.40%
(Mar./23)
     
消費者物価指数 2.02% 3.37% 5.20% 5.1%
(Dec./23)
   
失業率 26.60% 23.30% 24.50% 31.9%
(Sep./23)
     
経常収支 -3.10% -1.50% -5.10% -1.6%
(3Q/23)
     

ZAR高/ZAR安

日本の経済指標の推移

2005年末 2010年末 2015年末 直近   日本円への
影響度 方向性
政策金利 0.15% 0-0.10% 0-0.10% 0.1%
(Feb./24)
     
市場金利(3ヶ月)為替先物より算出(オファー) 0.10% 0.34% 0.18% 0.10%
(Feb./24)
     
市場金利(10年)カレンシースワップ 1.61% 1.17% 0.53% 0.70%
(Jan./24)
 
株価指数 16,111 10,229 19,034 36,863.28
(Feb./24)
 
実質GDP 1.90% 3.50% 0.80% -2.9%
(Sep./23)
 
消費者物価指数 -0.10% 0.00% 0.20% 2.6%
(Dec./23)
     
失業率 4.40% 4.90% 3.30% 2.4%
(Dec./23)
     
経常収支 3.72% 0.54% 3.29% 2.9%
(3Q/23)
     

円安/円高

南アフリカの長期経済予測

- 2019年 2020年 2021年   ZARへの
影響度 方向性
先物による政策金利予想 - 6.87% 7.21% 7.50%      
実質GDP予想 - 2.00% 2.30% -      
消費者物価指数予想 - 5.20% 5.20% -      

ZAR高/ZAR安

日本の長期経済予測

- 2019年 2020年 2021年   日本円への
影響度 方向性
先物による政策金利予想 - -0.03% -0.01% 0.02%      
実質GDP予想 - 1.00% 0.60% -      
消費者物価指数予想 - 1.80% 1.40% -      

円安/円高

南アフリカの政治・社会情勢

日本の政治・社会情勢

南アフリカの経済情勢

サハラ以南のアフリカ諸国のGDPの30%を占めるアフリカ随一の経済大国。金・プラチナ・ダイヤモンドなどの鉱物資源の輸出で知られるが、以前は世界1位だった金の産出量はすでに掘りやすいところを掘りつくし、5-6位まで後退している。慢性的な電力不足、2014年には格付け機関の格下げの理由ともなった労働ストらしきの蔓延、黒人の高い失業率等問題が山積している。また、ZARの下落と電気料金、食料価格の高騰がインフレを引き起こしつつある。

日本の経済情勢

政府・日銀による金融緩和が続く中、アベノミクスに一定の効果が見られており経済は上向き加減。ただし、引き続き原油安などの要因でぐインフレ率は低く、日銀は2%のインフレ目標の期限を数度にわたって後ろ倒しにするなど、回復力は当初見込みより弱い。そうした中で日銀は2016年2月16日より金融機関の日銀への当座預金の一部に史上初のマイナス金利を適用することを決めたが、イールドカーブ全体が低下、長期金利低下の金融機関等への弊害が大きく11月には短期長期両方の金利を誘導するイールドカーブコントロールに方針を変更。

南アフリカランド通貨の概況・特徴

南アフリカの輸出構成から資源価格の影響を強く受ける。また、最大の貿易相手国中国の景気の影響を受けやすい。80年代ごろには米ドルとほぼ等価であったことを考えれば非常に長期に亘って下落傾向にあるといってよい。2016年に入って対ドル、対円ともに史上最安値を記録している。

日本円通貨の概況・特徴

比較的経済が安定していて、戦争等の地政学的リスクからも遠い日本の通貨円は、このところスイスフラン等と同じ「危険避難通貨」として取り扱われる傾向があり、経済危機、戦争等のリスクが世界的に発生すると「有事の円買い」が発動されることが多い。そのためリーマンショック後の世界の経済危機に際してはゼロ金利の円に買いが集まり2011年から2012年にかけては80円を割る局面もあった。しかし、安部政権発足とともに黒田日銀総裁の追加金融緩和策とアベノミクスの相乗効果と、世界的な危機の後退から2013年以降円売りが進んだ。
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