ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)

22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。

ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)

ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ

22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。朝方、154.51レベルで取引の始まったドル円は、早朝発表された本邦10月CPIで、除く生鮮食料品、及び除く生鮮食料品・エネルギーベースが事前予想を上回り、ともに2.3%であったこと、除く生鮮食料品・エネルギーベースは前月も上回ったことで、軟落を開始。更に時間外の米長期金利が低下したことで、一時153.97まで値を下げる場面がありました。しかし、その後は米長期金利が上昇に転じたことで持ち直し、154円台半ばを回復、東京時間正午現在は154.40での取引です。

日経平均株価は、昨晩米市場で主要株価指数が上昇したことを受け、買いが先行。昨日下げた反動もあり、ほぼ全業種で買われ、389円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、ウクライナ、ロシア双方が相手方に中距離巡航ミサイルでの攻撃を行うなど、ウクライナ情勢が一段と緊迫化する中で、リスク回避の円買いに、ドル円は米国序盤一時153.91まで反落しました。その後は米株価の回復と、米長期金利の反転上昇に持ち直し、154.54レベルでアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩からの下落で155.02レベルの転換線を下抜けて、ややドル買い地合いが弱まっています。今のところは本日153.77付近を上昇中の21日移動平均線がサポートとなっていますが、週末終値ベースでの両者との位置関係には注目です。

ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ

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