ユーロドルじり高FOMC前に1.14のせトライ(12/19夕)
19日の東京市場でユーロドルはじり高推移。朝方1.1360近辺で取引が始まり、日中は米長期金利が一段と低下したこともありドルじり安となりました。
夕刻欧州勢参入後米金利は小幅反発したものの、ユーロドルは続伸し1.14台を一時回復しています。昨晩、詳細不明ながらイタリアがEUと2019年予算について非公式に合意、欧州委員会で了承を得た後、本日公表される見込みと報道されたこともユーロを下支えしているようです。
FOMCについてはトランプ大統領が昨晩もツイッターでFRBを牽制、社説でFRBに利上げ中止を呼びかけたウォールストリートジャーナル紙を引き合いに、「間違いを犯す前に記事を読むべきだ」「市場を感じろ」などと投稿し、それをさらにウォールストリートジャーナル紙が記事として取り上げる珍しいやりとりが見られました。
引き続き市場が読む明朝のFOMCの利上げ確率は7割程度と大きな変化はありませんが、景気減速懸念と株安を背景に、利上げに関して「今やらなくても」という雰囲気が急速に醸成されつつあり、声明文や経済予測の読みにくいFOMC会合であることは事実です。
「ハト派的利上げ」がメインシナリオとされますが、中央銀行の特性として過度の悲観的表現は避ける傾向もあり、結果の組み合わせと市場の反応が注目されます。
序盤の欧州株価指数秋物は概ね上昇。
FOMCの結果等のポイント整理は別記事「FOMC政策金利について:その2(12/18要点整理)」「FOMC政策金利について:その1」
等をご参照ください。
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