ユーロドルFOMC前で小動き(12/18夕)

18日の東京市場でユーロドルは小動き終始、1.1337-60の狭いレンジでの取引に終始し、欧州勢参入後の東京時間17:00現在は1.1355-60レベルで取引されています。

ユーロドルFOMC前で小動き(12/18夕)

ユーロドルFOMC前で小動き

18日の東京市場でユーロドルは小動き終始、1.1337-60の狭いレンジでの取引に終始し、欧州勢参入後の東京時間17:00現在は1.1355-60レベルで取引されています。
昨晩は米指標の悪化から主要通貨に対しドル売りが優勢となったことから、一昨日に欧州地区でのPMIの悪化を引き金にユーロが下落する直前の水準までユーロドルは値を戻しており、米欧悪材料の綱引きの結果、最近の1.1267-1.1450の膠着レンジのほぼ中央付近でのFOMC待ち。

本日東京時間夕刻でもCME FEDWATCHによる利上げ確率は70%を若干切る程度で今回のFOMCでの利上げはほぼ確実視されていますが、連日のようなトランプ大統領の利上げ反対ツイートや政権側の牽制発言はともかく、本日はついに米ウォールストリートジャーナル紙が社説で「FRBは利上げを停止すべきだ(Time for Fed Pause)」との記事をパウエル議長の利上げ中止のいいわけの参考例付きで掲載しています。

米ファンダメンタルズの悪化の兆候を示す指標の発表が相次ぐ中、S&P500指数が昨年10月レベルまで後退するなど米株価も全面安となっており、昨晩のトランプ大統領の「ドルが強くインフレも無いも同然なのにFEDが追加利上げを検討していることすら信じられない」とのツイートも全くの無理筋とも思えなくなってきている状況下、「リスクシナリオ」としての米利上げ見送りとユーロドルの急騰あるいは乱高下も一応頭に置いておいた方がよいかもしれません。その意味で本日22:30に発表される11月の米住宅着工件数や住宅建設許可件数にも十分注意が必要です。

明後日20日(訂正:×明日)未明4:00に公表されるFOMCの結果等のポイント整理は別記事「FOMC政策金利について:その2(12/18要点整理)」「FOMC政策金利について:その1

等をご参照ください。

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