ドル円112円台半ば米株反発で円高一服
18日の海外市場でドル円は下落後小幅反発。米長期金利の低下を受けて欧州時間に一時112.25まで下落する局面もありましたが、11月の住宅着工件数、住宅着工許可件数がいずれも事前予想を上回り、また前日下落した米株も反発して始まったことから底値から切り返し、東京時間7:00現在は112.55近辺で取引されています。
トランプ大統領は昨晩もツイッターでFRBを牽制、社説でFRBに利上げ中止を呼びかけたウォールストリートジャーナル紙を引き合いに、「間違いを犯す前に記事を読むべきだ」「市場を感じろ」、などと投稿しています。
引き続き市場の読む今回のFOMCの利上げ確率は7割をやや切る程度と大きな変化はありませんが、株価の変調や一部の経済指標の不冴えを背景に今回利上げを行うべきでないとの「世論」が盛り上がりつつあり、FOMCのメンバーがどのような議論を行うのか読みにくい状況です。
昨晩の下落でドル円は三角持ち合いをほぼ解消、12/6、12/10安値の112.24により形成される最近のレンジ下限を試す動きとなりました。日足の一目均衡表の「雲」も再度下抜けており、どちらかといえば引き続き円高リスクが高いものと思われます。
ただ、今回はFOMCでのFRBの今後の金融政策へのスタンスの市場の織り込み度合いがはっきりせず、また、リスクシナリオとしての利上げ見送りも完全には否定できないことから、結果公表前後は波乱含みです。
尚、昨晩イタリアはEUと2019年予算について非公式に合意、本日公表される見込みと報道されていますがユーロへの反応は限定的でした。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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