ドル円FOMC後小幅反発(12/20朝)

19日の海外市場でドル円は下落後小幅反発。FOMC結果公表前には一時112.09まで下落、最近の安値を更新しました。

ドル円FOMC後小幅反発(12/20朝)

ドル円FOMC後小幅反発

19日の海外市場でドル円は下落後小幅反発。FOMC結果公表前には一時112.09まで下落、最近の安値を更新しました。しかしFOMCの結果が想定の範囲内で、FRBの姿勢が期待ほどハト派色の濃いものではなかったことなどから反発、一時112.67まで戻し東京時間7:00現在は112.45近辺での取引です。

注目された米FOMCでは事前予想通り0.25%の政策金利引き上げが決定され、同時に発表された経済見通しでは来年の政策金利引き上げが従来の3回から2回へと変更となる等ほぼ想定の範囲内の内容でした。しかし、声明文の文言で前回議論になっていた「更なるFF金利の目標誘導レンジの引き上げが・・・委員会の目標である2%に近いインフレ率と整合する」の部分を削除することなく「いくぶんの(some)」金利引き上げに修正され 「期待する」が「判断する」に変更されるにとどまったこと、リスク認識も下方修正ではなくバランスしていると判断しつつ、「世界経済と金融の動向を引き続き監視し経済見通しへの影響を評価する」との文言を加えた形におさめたことなどから想定ほどハト派な内容ではないと市場では受け止められた模様です。

発表後プラス圏で推移していたNYダウは失望感から下落、ドルは小幅に戻す一方で、米長期金利は低下して10年もの米債利回りは2.75%前後で推移しています。
今回の決定で、FRBは独立性を示したものの、決定により今後の株式市場を中心とする金融市場への影響に懸念が残る形ともなりました。ドル円も一旦は下げ止まった形ですが、株式市場に更なる調整が生じればリスク回避の円買い再燃もありうるものと思われ、引き続き円高方向への警戒が必要と思われます。

ドル円FOMC後小幅反発

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