トルコリラ円ショートコメント(2018/10/1)

先週はドル円における円安の動きがクロス円全般における円売りを強める流れとなりましたが、トルコリラも緩やかではあるもののドルに対して強含みの動きを続けました。

トルコリラ円ショートコメント(2018/10/1)

トルコリラ円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、トルコリラに対する期待先行が続くと見て「17.70レベルをサポートに18.80レベルをレジスタンスとする週」を考えました。実際のレンジは、安値が17.67レベル、高値が19.02レベルと予想以上にトルコリラに対する期待が高まった一週間となりました。

先週はドル円における円安の動きがトルコリラ円だけでなくクロス円全般における円売りを強める流れとなりましたが、トルコリラも緩やかではあるもののドルに対して強含みの動きを続けました。これはここに至るまでのトルコリラに対するリスクオフの動きが徐々に緩んできていることによるもので、大きな材料があるわけではありません。国連総会に合わせて注目された米国人牧師の解放についてエルドアン大統領は裁判所が決めるとして、具体的な言及はありませんでした。

今週はトルコのCPIの発表があり、前回に比べて改善しているかどうかが注目材料となります。またFX羅針盤でも選挙の時にインタビューを受けたユルマズ氏のtwitterによると、トルコ政府がマッキンゼーとコンサル契約を結んだとのこと。原文が英語ではないために詳細がわかりませんが、今後のトルコにとって好材料と取られそうなニュースです。

そうすると、今週のトルコリラ円はドル円の影響もあるものの、強い地合いを維持しやすいと見た方が自然かもしれません。

テクニカルに見てみましょう。
いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

8月末の安値からここに至るまで、ピンクの平行線で示した上昇チャンネルの中で安値を切り上げる動きを続けています。先週末には19円台に乗せる動きを見せてきたことで、急落後の戻り高値19.40(青の水平線)も視野に入れ始めました。今週の上昇チャンネルの上限が同水準にあることも、試す動きが出やすいチャートとなっていると考えられます。

今週もトルコリラ円は平行チャンネルの中での上昇を継続し、18.50レベルをサポートに19.40レベルをレジスタンスとする流れを見ておこうと思います。

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