ランド円レポート月曜版(2018/10/1)

発表された経済刺激策は、市場ではあまり評価されていませんし、今月12日に予定されているムーディーズの格付けは現状維持がコンセンサスとはなっています

ランド円レポート月曜版(2018/10/1)

ランド円レポート月曜版

まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが、平行チャンネルを抜けない限りはランド高を考えざるを得ず「8円の大台をレジスタンスとしつつ、前週上昇前の7.60レベルをサポートとする週」を見ていました。実際のレンジは、安値が7.80レベル、高値が8.08レベルと8円の大台を上抜け、予想よりもランド高で推移し8円の大台に乗せての週末クローズとなりました。

先週のランド円は、ひとつは円相場がリスクオンの動きから週を通して円安になったこと、また南アフリカ側の材料として経済指標は好悪あったのですが、国連総会に合わせてマンデラ元大統領生誕100年の銅像を国連本部に設置する式典にラマポーザ大統領が出席していました。その際にラマポーザ大統領はランドが過小評価されているとも述べましたが、このこともランド高の動きを支えたようです。

しかし、前週に発表された経済刺激策については、市場ではあまり評価されていませんし、今月12日に予定されているムーディーズの格付けはムーディーズも言及している通り現状維持がコンセンサスとはなっていますが、そこで南アフリカについてどのような言及がなされるのか、そのあたりを考えると積極的に買い上げるのも困難です。今週は目立った材料もありませんので、どちらかというと年初来高値を更新しているドル円の動きの影響の方が大きいような気がしています。

今週は久しぶりに日足チャートをご覧ください。

ランド円レポート月曜版

テクニカルには現在の上昇トレンドが下抜けるまでは、強い地合いを継続しやすいと考えることとなりますので、上値のターゲットを探ってみます。そうすると、5月高値からのレジスタンスライン(ピンク)が8.10水準を降下中で、また年初来高値と年初来安値の半値戻し(赤のターゲット)が8.19となっています。目先はこの8.10〜8.19を上値の目途とする動きを継続しやすいでしょう。

いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)もご覧ください。

ランド円レポート月曜版 2枚目の画像

先週と同じ上昇チャンネルを残してありますが、きれいにその中での動きを継続しています。また今週の平行チャンネル上限が8.20前後、下限が7.85前後で上昇中です。今週もドル円の動きに注意しながらも強い地合いが続くと見て、上記の両水準である7.85レベルをサポートに8.20レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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