ユーロ円 下値リスクが点灯中。162円台を回復出来ずに越週した場合は一段の下落へ(24/11/22)

ユーロ/円は163円台前半から161円台後半まで断続的に売られ、結局安値圏で引けています。

ユーロ円 下値リスクが点灯中。162円台を回復出来ずに越週した場合は一段の下落へ(24/11/22)

下値リスクが点灯中。162円台を回復出来ずに越週した場合は一段の下落へ

昨日の海外市場では、露・ウクライナ情勢の緊迫化を受けたリスク回避の円買いや、植田日銀総裁の12月の追加利下げの可能性に含みを持たせた発言に、円が上昇する展開となりました。また、ユーロ圏11月消費者信頼感指数が▼13.7と前月からさらに悪化したこともユーロ売りに繋がり、ユーロ/円は163円台前半から161円台後半まで断続的に売られ、結局安値圏で引けています。

下値リスクが点灯中。162円台を回復出来ずに越週した場合は一段の下落へ

チャートを見ると、直近の日足は安値圏で引ける大陰線が出ており、この足が162円台を維持出来ずに終えており、新たな下落リスクが点灯中です。このまま162円台を回復出来ずに越週した場合は、2022年3月に付けた124.40を基点とする長期的なサポートラインを再び割り込んで、来週以降一段の下落リスクに注意が必要となります。157〜158円台に長期的な横サポートがありますが、これも割り込んで越週した場合は新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、150円方向への下落幅拡大に繋がり易くなります。短期トレンドは163.70-80の抵抗を上抜けて終えれば“ニュートラル”な状態に戻しますが、164.60-70の抵抗を上抜けて終えるまでは下値リスクを残します。上値抵抗は161.80-90,162.30-40,162.70-80,163.20-30に、下値抵抗は161.00±10銭、160.50-60,160.20-30にあります。

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