ユーロ円 上下の抵抗を抜け切れない可能性(24/11/21)

チャートを見ると、直近の日足は実体が小さく上下にヒゲのある陰線引けとなりました。

ユーロ円 上下の抵抗を抜け切れない可能性(24/11/21)

上下の抵抗を抜け切れない可能性

昨日の海外市場では、ウクライナがロシアから大規模な攻撃を受ける可能性があるとの情報を米国務省が入手したとして、キーウにある米国、イタリア、スペイン、ギリシャ大使館を一時閉鎖するとの報に、リスク回避の円買いが強まり、ユーロ/円は164円台半ばから163円台前半まで下落しましたが、米国20年債入札不調で金利が上昇したことから円の売り戻しの動きが強まりユーロ/円も163円台後半まで反発して引けました。

上下の抵抗を抜け切れない可能性

チャートを見ると、直近の日足は実体が小さく上下にヒゲのある陰線引けとなりました。前日に下値トライに失敗した反動で上値トライの動きが強まりましたが、上値を切り下げる流れからは上抜けきれておらず、165円台に実体を戻すまでは下値リスクを残した状態です。短期トレンドは165円台に乗せて終えれば下値リスクがやや後退、166円台に乗せて越週するか、166.50-60の抵抗を上抜けて終えれば“ユーロ強気”に変化して上値余地が拡がり易くなります。逆に、上値トライに失敗して162.50-60を割り込んで終えた場合は再び下値リスクが点灯、162円を割り込んで終えた場合は、長期的なサポートラインを下抜けて、ユーロの下落余地がさらに拡がり易くなります。上値抵抗は164.50-60,164.80-90,165.00-10,165.40-50に、下値抵抗は163.30-40,163.00±10銭、162.50-60,162.00-10にあります。

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