トルコリラ円ショートコメント(23/10/31)

実際のレンジは安値が5.19レベル、高値が5.32レベルですが、先週も下ヒゲでの安値ということもあり、実際の安値は5.26レベルではないかと思います。

トルコリラ円ショートコメント(23/10/31)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「チャンネル内での緩やかな下げを継続すると見て、5.23レベルをサポートに、5.35レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が5.19レベル、高値が5.32レベルですが、先週も下ヒゲでの安値ということもあり、実際の安値は5.26レベルではないかと思います。

先週のトルコ円ですが、目立った材料は26日のトルコ中銀による利上げとイスラエル情勢の緊迫化ですが、利上げは予想通り5.0%の利上げで35.0%となったものの、値動きに与えた影響はほとんど見られませんでした。今後の引き締め継続についても想定内という見方をされたようです。

いっぽうでイスラエル情勢の緊迫化は地政学的なリスクとして悪材料であること、またトルコリラが緩やかな下げを継続している中で、主要通貨でのドル安の動きからドル円も週後半に下げたことがトルコリラ円を週末に向けてやや押し下げた要因となりました。

そして今週はドル円週報に書いた通り、日銀会合でYCCの撤廃を予想していますので、円材料でトルコリラ円が一段安となる可能性を考えています。FOMCが翌日にあるものの、こちらは現状維持で大きな影響は出て来ないと考えます。

テクニカルにはいつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

緩やかな下降チャンネル(ピンク)内での動きを継続していることがわかります。今週はこのチャンネルを若干下抜ける動きが日銀会合で出てくるのではないかと見て5.20を下回る動きが出てきそうです。上値は先週高値圏を見ておけばよいでしょう。

今週は5.15レベルをサポートに、5.30レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。

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