FOMC後のFF先物(21/11/5)

結果としてFF先物のレートはやや下がっています。

FOMC後のFF先物(21/11/5)

FOMC後のFF先物

先週見たFF先物の推移ですが、とりあえずの完成版として以下のチャートを作りました。

FOMC後のFF先物

下から2022年9月限(ピンク)、2022年12月限(赤)、2023年12月限(紫)の取引価格の期近との差をレートに換算し、現在からの利上げの織り込み度として表示してあります。

横のグリッド(グレー)は、0.25%刻み、縦線(青)はFOMC開催日を示してあります。左から6月、7月、9月、今週の11月です。

テーパリング開始は決定したものの予想通りだった一方で、パウエルFRB議長の発言はインフレは一時的、利上げはまだ先とこれまで同様だった点は、予想よりもハト派的だったと思われます。結果としてFF先物のレートはやや下がっています。

しかし、それでも2022年9月時点で1回弱(0.235%)、同12月時点で2回弱(0.43%)、2023年12月時点で4回(1.045%)の利上げを見込んでいて、来月12月開催のFOMCにおける金利見通しとの差異が興味深いところです。

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