トルコリラ円ショートコメント(2020年12月14日)

先週のトルコリラは、10日まではほとんど動きが無く13.30を中心に狭い値幅でのもみ合いに終始していました。

トルコリラ円ショートコメント(2020年12月14日)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが「緩やかなトルコリラ安の動きが出てくると見て、12.95レベルをサポートに、13.45レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が12.95レベル、高値が13.36レベルと、ほぼ予想レンジの中で若干上値が重たい動きとなった一週間でした。

先週のトルコリラは、10日まではほとんど動きが無く13.30を中心に狭い値幅でのもみ合いに終始していました。しかし11日にEUがトルコへの制裁を決定したことを受けて、もみあいを下抜けることとなりました。更にトルコでは以前も統計方法の変更により新型コロナの感染者数が急増しましたが、先週もこれまでカウントされていなかった人数を全て加えたことで1日の感染者が前日比119万人増の175万人という耳を疑う数字が発表されました。

前回の修正ではそれまでの累計が含まれていなかったため、その分を修正したということですが、突然中東最悪で世界でも悪い部類となる数字が出てきたことから、トルコリラを買う流れには到底ならないでしょう。また、前回修正後も1日あたりの感染者数が高水準であることから、何らかの規制が実施されるという見方が強い様子です。

いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

先週の安値圏からは週末の引けにかけてだいぶ戻していますが、これは制裁や新型コロナ等、悪材料が一巡したという週末前の動きです。しかしトルコを取り囲む材料自体には好材料は見当たりませんので先週同様に赤い水平線(利上げ前の史上最安値と利上げ後の戻り高値から半値押しを計算すると12.92)と青い水平線(利上げ後の高値とその後の安値の半値戻しが13.33)の間での動きを中心に考えます。

今週は上値が重い流れを考え、12.95レベルをサポートに、13.30レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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