ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「平行チャンネルの中でのもみあいを続けると考え、6.65レベルをサポートに、6.90レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が6.70レベル、高値が6.87レベルと、予想レンジの中をより狭い値幅でもみあいとなった一週間でした。
先週のランドは、これといった材料はありませんでしたが、それまでの株式市場の動きに追随したリスクオンだけでは買いが続かず、いったん前週高値を見た後の調整局面入りという流れでした。新型コロナに関しては11月中旬以降感染者数が増えてはいるものの、引き続き抑えられていると見てよく、コロナについてはそれほど不安要因とはなっていない様子です。
して今週は南ア関連の経済指標が目白押しです。8日に7〜9月期GDP、9日にCPIと小売売上高、10日に経常収支と続きます。特に7〜9月期GDPが前期比で年率57.1%の予想ですが、前回が-51%であったことから、決して良い数字とは言えません。前年比で見ると依然として-7%の予想となっていますが、まずはGDPの数字がどうかに注目です。そして9日のCPIは前回並みの前年比で3.2%となっていますが、こちらも次回の中銀会合が年明け1月21日となっていますので、参考にはなるものの余程予想からずれた数字でない限り反応はしにくそうです。
テクニカルには、いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
最近は4週間ほど横ばいの動きを続けています。経済指標も予想から大きくずれなければ、このもみあいを継続しやすいと見ることが妥当です。今週もこれまでのもみあいを続けると考え、6.70レベルをサポートに、6.90レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
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