トルコリラ円ショートコメント(2016年6月27日)

トルコはEU加盟に向けてシリア難民問題をはじめ問題が山積しています。

トルコリラ円ショートコメント(2016年6月27日)

トルコリラ円ショートコメント

大荒れ

まず先週の振り返りですが、「35.20レベルをサポートに、36.60レベルをレジスタンスとするコアレンジ、そして(英国の)残留、離脱の結果によって37円台前半もしくは、34円台前半という水準を視野」とするレンジを予想しました。実際のレンジは安値が32.73レベル、高値が37.52レベルとなり、ランド円同様に大荒れの相場となりました。

トルコEU加盟はさらに時間を要することに?

ランド円に比べ下値が大きく広がった理由としては、金価格との相関思惑が低いこと、またトルコはEU加盟に向けてシリア難民問題をはじめ問題が山積しています。EU内の強者である英国が離脱して、弱者であるトルコが加盟となると、残されたEU各国はそう簡単に首を縦に振れなくなってきたという思惑があるかと思います。トルコにとってブレグジットが吉と出るか凶と出るかは現段階では判断が難しいものの、個人的には既存のEU加盟国の結束強化が優先され、トルコの新規加盟は更に時間を必要とする可能性が高まったと見ています。

              トルコ円日足

              トルコ円日足

今週は33.30レベルをサポート35.50レベルをレジスタンス

金曜日の値幅から計算されるフィボナッチ戻しのみを表示してありますが、下げが大きかった分その後の戻しも大きく現状では既に38.2%の戻しを回復しています。トルコリラ円の場合、半値戻し35.12から61.8%戻し35.69を目途にすると考えられますので、レジスタンスとしては35.50レベルを考えたいところです。

サポートはなかなか難しいのですが、今週中の新値更新は無いと見ていますので、短期的には33円台前半では下げ止まる動きが出て来るはずです。今週は33.30レベルをサポートに、上記35.50レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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