トルコリラ円ショートコメント(2019年10月28日)

24日にトルコ中銀の利下げが行われました。

トルコリラ円ショートコメント(2019年10月28日)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、トレンドが緩やかに上に向かっているというテクニカルな点を重視し「18.50レベルをサポートに、18.95をレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは、安値が18.45レベル、高値が18.97レベルとほぼ想定通りの値動きの一週間となりました。

先週のトルコリラ円は、シリアの休戦協定5日間の経過を見守ることとなりましたが、週初は警戒感で下押ししてスタートを切ったものの、エルドアン大統領とプーチン大統領との会見で休戦延長が報じられ、またトランプ大統領も休戦を条件に対トルコの制裁解除を検討とトルコにとっては良いニュースが続きました。

そして、24日にトルコ中銀の利下げが行われました。コンセンサスは1%、インフレが落ち着いてきていることから2%程度まではあり得るという見方をしていましたが、結果は2.5%の利下げを行い14.0%にまで金利を引き下げました。これは思った以上の利下げとなったことで、トルコリラ売りに繋がりましたが、これまでの中銀の動きから考えるとあり得るというところだったのでしょう、下げたものの下げ止まりという状態で週末となりました。

さて、今週ですがシリアの休戦、トルコ中銀の利下げと重要イベントが経過した後で、トルコ国内の材料としては目立ったものがありません。休戦中のシリア情勢に変化があった場合には悪材料とされますが、今週もテクニカルには緩やかなトルコリラ買いが継続しやすそうです。

いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

テクニカルには先週の高値は上昇チャンネルの上側に抑えられた感じですが、今週も基本はこの上昇チャンネルの上半分の中での推移を考えたいところです。多少の誤差もありますので、中間ラインの若干下となる18.75レベルをサポートに、19.05レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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