A$シカゴポジション(2019年10月22日現在)

ここからが正念場になりそうです。

A$シカゴポジション(2019年10月22日現在)

シカゴポジション(CME)202

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)202

主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年10月22日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル




シカゴの豪ドルのポジションはネットショート3,600枚減となり、ショートポジションの目安である5万枚を越える勢いなく、ポジション調整をしてきました。6週間に亘り5万枚前後推移してきましたが、ここからが正念場になりそうです。内訳はロングが4,000減、ショートは7,600枚減となり、総枚数で11,600枚減となっています。

チャートを見ると、赤いトレンドライン下限を越えて、締日は新たに引いた緑のライン0.6850〜60米ドルで止められました。高値は0.6883米ドルまでトライしており、9月の高値0.6895米ドルのほぼダブルトップで抑えこまれています。現在のスポットが0.6810〜15米ドルですので、明日の締日までに0.6860米ドルを越えられるか否かが目先の上値ポイントになります。逆に抵抗線に遮られると一度赤いサポートライン下限の0.6750米ドル付近までの下値余地ができてきます。

実際の相場は、0.6655〜0.6955米ドルの豪ドル安トレンドラインは依然として維持されています。このトレンドライン内に10月初旬の底値からのサポートが今週は0.6760〜70米ドルまで上がっており、現在の相場はダブルトップ達成後に短期の下押しの流れにいてこのサポートまでの確認になっています。従いここを維持できればまだ0.6885〜95、0.6955米ドルを狙える位置にいます。もしこのサポートを割ってしまうと、0.6740〜50、0.6710米ドルの順にあるサポート狙いになります。シカゴが現在のポジションを再度5万枚まで積み上げるのか、4万枚以下までポジション調整をするのか、今週のFOMCが鍵を握っていそうです。
(1豪ドル=0.6815米ドル、10月28日14:00)

シカゴポジション(CME)202 2枚目の画像

シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート

(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。

オーダー/ポジション状況

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