欧州中央銀行(ECB)政策金利の予想(19/10/24)

予定は2019年10月24日木曜日:東京時間20時45分公表、ドラギ総裁記者会見は21時30分〜

欧州中央銀行(ECB)政策金利の予想(19/10/24)

欧州中央銀行政策金利予想

欧州中央銀行政策金利予想

(10月24日9時00分現在)

本日の開催されるECBの予想は全て据え置きで、しかもエコノミスト予想はレンジもありません。前回、中銀への預金金利を▼0.1%下げ、資産購入プログラムの月額200億ユーロ増額を決めました。
今回の会合をもってドラギ総裁は今月末に任期満了となり、11月1日にはラガルド新総裁が就任する運びとなっています。今回の金融政策内容やドラギ総裁記者会見での発言による市場への影響を避ける意味では、現状維持が妥当と思われます。従いまして、市場は無風状態と思われます。万一、変更等があった場合に市場は混乱する可能性が高いと思いますが、その可能性は少ないと見ています。

尚、前回2019年9月12日金融政策後のECBドラギ総裁記者会見要旨の一部抜粋を記載します。

欧州中央銀行政策金利予想 2枚目の画像

ユーロドル相場は23日のユーロ圏・米国PMI指数予想内での見方とほとんど変わっていません。
PMI及びECBまでは1.1100〜90米ドルのレンジで推移すると思われ、もし予想外の結果が出た場合はレンジ抜けになりそうです。予想範囲内のPMI指数や無風のECB結果となった場合は、来週のFOMCまでレンジ相場が持ち越される可能性があります。

ドラギ総裁任期満了に際して

ユーロドルは2008年7月に1.6038米ドルの高値を付けてから、今日まで11年以上に亘り乱高下しながらもユーロ安が続いています。ドラギ総裁のECB就任は2011年11月でしたが、その前年2010年6月に1.1877米ドルの底値を付け、僅か1年後の2011年5月には1.4940米ドルのユーロ戻り高値となりました。そして総裁就任(11月高値1.3870米ドル)からはほぼ8年間一貫してユーロ安となりました。これは南欧諸国の債務問題が大きく響き、特にギリシャの破たん懸念がクローズアップされた時期でした。今回の総裁交代でこの流れに終止符が打たれるのか、任期満了の8年後のユーロドルがどの位置にいるか楽しみです。
(2019年10月24日10:30、1ユーロ=1.1136ドル、=120円95銭)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る