ユーロドル 夕刻の欧州PMIで乱高下
24日の東京市場でユーロドルは横ばい推移。
英国のEU離脱問題に目立った進展がなかったこと、本日夜にECB理事会が控えていることから日中は動きがなく、1.1129-1.1142と本日も狭いレンジでの取引となりました。しかし、夕刻16時過ぎに発表されたフランスの製造業PMI、サービス業PMI速報が事前予想、前月を上回ると急伸、一時1.1163と3日ぶりの高値をつける動きに。ただ、その後発表されたドイツ、ユーロ圏の同指数が軒並み予想を下回ると急反落。逆に日中レンジの下限を下回り1.1124の本日安値をつける荒い値動きとなった後、東京時間19:00現在は1.1130レベルでの取引です。
本日はECB理事会が開催され、ドラギ総裁の任期中最後となる記者会見が21:30より予定されています。今回特に金融政策の変更等は予定されていませんが、最近の路線の延長線上でどちらかといえばハト派的なスタンスなものとなるものと予想されます。
一方英国のEU離脱問題は現在も流動的。EUが離脱延期受け入れにどのような結論を下すかが次のステップですが早くてもそれは明日のEUでの討議後となりそうです。EUが離脱延期を受け入れ、合意なき離脱のリスクが遠のいた場合には野党労働党は選挙を受け入れる意向とも伝えられることから、今週末以降に英国が総選挙に向けた動きとなることも十分に考えられます。
テクニカルにはユーロドルは引き続き本日1.1204にある200日移動平均線と1.1106の一目均衡表の「雲」の上限の間での取引。本日もこのレンジを抜けることは難しそうです。
序盤の欧州株価指数先物は米、アジアでの株高を受けおおむね堅調推移。今晩この後米国では21:30に耐久財受注、新規失業保険申請件数、22:45に製造業PMI、23:00には新築住宅販売の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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