ユーロドル 横這い後欧州時間に入り再び下落 (10/23夕)

23日の東京市場でユーロドルは横ばい推移。

ユーロドル 横這い後欧州時間に入り再び下落 (10/23夕)

ユーロドル 横這い後欧州時間に入り再び下落 

23日の東京市場でユーロドルは横ばい推移。
日中は1.1116-31の狭いレンジで取引されましたが、夕刻欧州勢参入後はやや下げ幅を広げ東京時間20:00現在は1.1108レベルでの取引です。

夕刻のユーロドル軟調はドイツ政府が10月就任のECBの次期理事に慣例を破り大学教授のイザベル・シュナーベル氏を指名したことの影響もある模様です。これまでドイツのECB理事は金融界からの起用が一般的でタカ派的な立場をとる理事が多かった印象がある中で、同氏の経歴は例外的とされ、ECBのタカ派の一角が崩れるとの見通しからユーロがやや軟調になったとの見方です。

未明の英下院でのEU離脱関連法案の大筋での可決とその直後の審議日程短縮動議否決を受け、ジョンソン首相は法案の放棄と総選挙の実施を盾に労働党の妥協と早期のEU離脱協定案可決の道を未だ模索しているように見えます。ただ、総選挙の可能性も否定できなくなっていることからユーロドルは方向感の出にくい状況。

ジョンソン首相は今晩労働党のコービン党首と関連法案の日程につき会談しており、今晩も動静からは目が離せません。一方で明日にECB理事会を控えており、市場の様子見気分は強く、為替市場の動きは調整主体のものとなっています。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの動き。今晩この後は23:00に欧州圏の消費者信頼感指数の発表があります。

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