ユーロ圏・米国の10月PMI景況指数速報値の予想
明日(24日)、ユーロ圏及び米国の10月PMI指数が発表されます。日米欧の金融政策公表前の製造業・サービス業に関する先行指数になります。ECBは同日に金融政策が発表されます。
ユーロ圏PMI指数
ユーロ圏の製造業PMI指数は引き続き低迷中です。前回9月は予想を大きく下回りました。今回は製造業サービス業共に、前月よりは改善予想になっていますが、製造業に関しては水面下の状態を脱する数値予想にはなっていません。トレンドとして弱いので、金融政策会合内では緩和方向の材料として継続しています。
(今回発表予想)2019年10月23日 14時現在予想値
米国10月PMI指数 (東京時間22時45分発表)
製造業
10月:50.9(レンジ49.7〜51.5)(9月は51.1)
サービス業
10月:51.0(レンジ50.3〜51.8)(9月は50.9)
下図は、ご参考までにいつもの3地域製造業PMI指数です。ここ数ヶ月間は日米欧共に景況感判断の分岐点である50を下回る水準が続いています。現状のままですと、欧州(青色)は2011年頃の長期間に亘る50未満、米国(灰色)は2015年11月からの4ヶ月連続に匹敵するような動きを辿っています。
ユーロ製造業PMI指数(青)と米(灰)ISM製造業指数、日本(オレンジ)PMI製造業指数
(こげ茶:50、緑線より右側の青色が今回のユーロ圏10月製造業PMI指数の予想値)
ユーロドル相場は依然として、今年1月高値からのユーロ安トレンド1.0860〜1.1280米ドル内で推移しています。このレンジ内で急激に下げてきた抵抗線を上抜けたことで、現在はユーロ安トレンド下での戻り高を試す流れにいます。
ここからは1.1180〜90、1.1210〜20、1.1250〜60、1.1280〜90米ドルの順に抵抗線が控えています。
下値は1.1100〜10、1.1050〜60、1.1010、1.0990米ドルにサポートありますが、最後を割ると、トレンドライン下限を試す流れに戻されます。
明日のPMI指数、ECB金融政策で最初の内側レンジである1.1100〜90米ドルをどちらかに破り、短期的な流れが出てくる可能性があります。それでも来週30日にはFOMCが控えているので、来週初からは神経質な展開になりそうです。
(10月23日15:00、1ユーロ=1.1122米ドル、120円53銭)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:編集人K
2019.10.21
ユーロドル 欧州時間に上昇 FTはジョンソン首相の形勢逆転の可能性報じる(10/21夕)
21日の東京市場でユーロドルは横ばい推移、日中は1.1150-67と高値圏での狭いレンジの取引となりました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。