ユーロ圏・米国の10月PMI景況指数速報値の予想(19/10/23)

日本時間2019年10月24日16時15分〜順次発表予定です。

ユーロ圏・米国の10月PMI景況指数速報値の予想(19/10/23)

ユーロ圏・米国の10月PMI景況指数速報値の予想

明日(24日)、ユーロ圏及び米国の10月PMI指数が発表されます。日米欧の金融政策公表前の製造業・サービス業に関する先行指数になります。ECBは同日に金融政策が発表されます。

ユーロ圏PMI指数

ユーロ圏の製造業PMI指数は引き続き低迷中です。前回9月は予想を大きく下回りました。今回は製造業サービス業共に、前月よりは改善予想になっていますが、製造業に関しては水面下の状態を脱する数値予想にはなっていません。トレンドとして弱いので、金融政策会合内では緩和方向の材料として継続しています。

ユーロ圏・米国の10月PMI景況指数速報値の予想

(今回発表予想)2019年10月23日 14時現在予想値

米国10月PMI指数 (東京時間22時45分発表)

製造業
10月:50.9(レンジ49.7〜51.5)(9月は51.1)
サービス業  
10月:51.0(レンジ50.3〜51.8)(9月は50.9)


下図は、ご参考までにいつもの3地域製造業PMI指数です。ここ数ヶ月間は日米欧共に景況感判断の分岐点である50を下回る水準が続いています。現状のままですと、欧州(青色)は2011年頃の長期間に亘る50未満、米国(灰色)は2015年11月からの4ヶ月連続に匹敵するような動きを辿っています。

ユーロ圏・米国の10月PMI景況指数速報値の予想 2枚目の画像

ユーロ製造業PMI指数(青)と米(灰)ISM製造業指数、日本(オレンジ)PMI製造業指数
(こげ茶:50、緑線より右側の青色が今回のユーロ圏10月製造業PMI指数の予想値)


ユーロドル相場は依然として、今年1月高値からのユーロ安トレンド1.0860〜1.1280米ドル内で推移しています。このレンジ内で急激に下げてきた抵抗線を上抜けたことで、現在はユーロ安トレンド下での戻り高を試す流れにいます。

ここからは1.1180〜90、1.1210〜20、1.1250〜60、1.1280〜90米ドルの順に抵抗線が控えています。
下値は1.1100〜10、1.1050〜60、1.1010、1.0990米ドルにサポートありますが、最後を割ると、トレンドライン下限を試す流れに戻されます。

明日のPMI指数、ECB金融政策で最初の内側レンジである1.1100〜90米ドルをどちらかに破り、短期的な流れが出てくる可能性があります。それでも来週30日にはFOMCが控えているので、来週初からは神経質な展開になりそうです。
(10月23日15:00、1ユーロ=1.1122米ドル、120円53銭)  

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