トルコリラ円ショートコメント(2019年9月2日)

今週も流れとしてはトルコリラ円は戻り売り出やすい地合いとなりそうです。

トルコリラ円ショートコメント(2019年9月2日)

トルコリラ円ショートコメント

先週のトルコリラ円は週明け早朝の流動性が低い市場の中でドル円は円急騰、そしてそれよりもはるかに流動性が低いドルトルコリラは、あるオファー(アスク)は何でもいいからドル買い・トルコリラ売りに動いたのですが、その後の戻しもかなり急で、ほぼ急落前の水準に戻したことから、まるで月曜早朝のローソク足が間違っているのではと思わせるチャートとなってしまいました。

この早朝急落の影響で、本邦個人投資家のトルコリラ買いポジションは1割以上が強制決済の憂き目にあってしまった様子です。こういう動きになると新興国通貨は手に負えません。今回も1月同様に十分な証拠金があり、ストップを置かなかった人が助かったということになりましたが、そのこと自体は戻ったから言えることで、本当に市場が壊れる時には大変なことになりますので、やはりストップは常に置くべきであると個人的には思います。

さて、トルコ国内の材料ですが、先週書いたクルド系市長解任に対して国内では抗議活動が活発化、また今月12日と言えば最大の注目材料はECB理事会ですが、同日にはトルコ中銀の金融政策決定会合もあり、今回も利下げが行われるという見方が強まっています。今週も流れとしてはトルコリラ円は戻り売り出やすい地合いとなりそうです。


テクニカルにいつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

トルコリラ円ショートコメント

4時間足トルコリラ円/ドルトルコリラ/ドル円

あまり説得力はありませんが、ラインを引くとしたら先週月曜の下ヒゲ部分を除いた平行チャンネルになるかと思います。中段のドルトルコリラも緩やかなドル高・トルコリラ安を続けていて、こちらは普通にサポートを引けますのであながちおかしいということもありません。

今週も緩やかなトルコリラ安継続を見て、18.40をレジスタンスに、17.80レベルをサポートとする流れを見ておきます。

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