トルコリラ円ショートコメント(19/7/8)

先週の振り返りですが、安値が19.79レベル、高値が19.32レベルと、予想よりも更に強い値動きを続け、週末段階ではほぼ高値引けと言える状況でした。

トルコリラ円ショートコメント(19/7/8)

トルコリラ円ショートコメント

先週の振り返りですが、上昇地合いを維持しやすく「18.55レベルをサポートに18.25レベルをレジスタンスとする週」を考えました。実際のレンジは安値が19.79レベル、高値が19.32レベルと、予想よりも更に強い値動きを続け、週末段階ではほぼ高値引けと言える状況でした。

しかし、週明けのトルコリラは大きくギャップダウンして始まり、これまでのトルコリラ高の地合いをぶち壊すような値動きを見せています。これは週末にエルドアン大統領がトルコ中銀総裁を更迭したことで、エルドアン大統領寄りの金融政策へと転換する可能性を市場参加者が嫌気したものとなります。

ただでさえ、市長選挙やり直しで与党とエルドアン大統領への信認が低下している中で、中銀にまで介入するとなったら、トルコの経済に対して不安しか感じられないというのが、大方の見方となります。執筆時点では先週上げた分をすべて失うにとどまっていますが、今後のことを考えると、次のチャートで示すピンクのラインで示した長期的なサポートラインの水準(現在18.55レベル)までの押しは考える必要があるでしょう。

トルコリラ円ショートコメント

4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

チャートを見てわかるように先週初の水準とはいえ、大きくギャップダウンしてきていることを考えると、それ以前3週間のレンジ水準とも重なるサポートライントライがいかにもありそうな感じですし、中銀の独立性に不安を感じさせる人事では、とてもトルコリラ買いに回ることは出来ません。

今週はこのことだけを材料にトルコリラ安を考えざるを得ず、19.00レベルをレジスタンスに18.50レベルをサポートとする週とします。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る