ユーロドル1.13台での取引続く(2/21夕)

21日の東京市場でユーロドルは1.13台で上下に振れる動き。

ユーロドル1.13台での取引続く(2/21夕)

ユーロドル1.13台での取引続く

21日の東京市場でユーロドルは1.13台で上下に振れる動き。ただ、最近のレンジを破る動きとはなっておらず、東京時間19:00現在は1.1325レベルでの取引です。

未明に公表された1月の米FOMC議事要旨では、参加者が年内のバランスシート縮小終了をほぼ一致して支持していることが判明。一方で金融政策については、参加者の意見が分かれたもののあくまで利上げの際の前提条件の違いで、利下げの議論等は全く見当たらず、市場の想定よりもやや年内利上げの可能性を残した印象でした。議事要旨公表前は、ハト派姿勢確認を想定したドル売りが先行し、ユーロドルも1.1371をつけていましたが、公表後は1.13台前半まで反落。

また、先ほど夕刻に発表されたユーロ圏各国の2月の製造業PMIは、先に発表となったフランスの数値が事前予想を上回り、再びユーロドルは1.13台後半にのせる動きとなりましたが、その後発表されたドイツとユーロ圏全体の計数はいずれも事前予想を下回り、特にユーロ圏は事前予想50.3に対し49.2と50割れとなったため、ユーロドルは逆に1.1350を割り込む水準まで下押ししています。

昨日行われたメイ首相とEUのユンケル委員長によるBrexitの条件再交渉を巡る会談は、共同声明で「建設的」であったと表現されたものの具体的な成果はなく、月内に再び協議が行われるとのこと。一部では妥協案がかなり練り込まれているとの報道もありましたが、不透明感は払拭できていません。

テクニカルにはユーロドルは中期レンジの中央付近で1.1362レベルの21日移動平均線に頭を抑えられ、一方で下値は1.1302の転換線が支えた形でレベル的に居心地は悪くありません。

序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。
今晩この後は21:30に1月24日開催のECB理事会議事要旨公表があり、ドラギ総裁が理事会後の会見で経済の先行きリスクの下方修正を明言した時の議事録だけにこちらも内容が注目されます。
その他米国でも22:30に新規失業保険申請件数、と2月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、12月耐久財受注23:45には2月製造業・サービス業PMI速報値、24:00に1月景気先行指数と中古住宅販売件数の発表と指標発表が厚めです。


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