ユーロドル 議事録公表控え1.13台前半の動き(2/20夕)

30日の東京市場でユーロドルは1.13台前半での取引。

ユーロドル 議事録公表控え1.13台前半の動き(2/20夕)

ユーロドル 議事録公表控え1.13台前半の動き

20日の東京市場でユーロドルは1.13台前半での取引。
昨晩の海外市場では序盤こそ1.1276までユーロが値を下げる場面もあったものの、3連休明けの米市場で米長期金利が低下したことなどを受けて、ユーロドルでもドル売りが進み一時1.1356の高値をつけました。
その後はやや戻したものの、東京時間に入っても前日よりやや高めの1.1335-50を中心としたレンジでの取引となっています。

市場は明日未明の1/29-30開催の米FOMC議事要旨の公表待ち。このときのFOMCでは声明文から利上げ文言が削除され、記者会見ではパウエル議長はハト派姿勢を鮮明化。さらにバランスシート調整終了に関して別途声明が用意されるなど異例な対応が目立ち、現在までの株高、ドル円でのドル高基調を決定づけた会合との印象があります。
ただ、市場では既に今年米国では利上げは行われないとの見方が広がっており、やや読みを先走った感もあるだけに、先々の景気判断や、金融政策のスタンス詳細、バランスシート調整終了に関する議論などが注目されます。

尚、本日英国のメイ首相はユンケル欧州委員会委員長と会談予定。同首相は議会に主導権を奪われる前の最後のEUからの妥協を勝ち取る努力をする模様ですが、議論は平行線のままで大きな進展は望めない状況です。EUが唯一認めそうな離脱期日の延期等への動きがない限りは材料視されないか、場合によってはユーロ売りの反応となる可能性もあります。

テクニカルにはユーロドルは本日1.1364レベルの21日移動平均線に頭を抑えられた形となっています。ここから1.1450までは比較的抵抗帯が厚く、一方サポートも引き続き1.12台前半の中期レンジ下限エリアが底堅く、どちらに抜けるのも簡単ではなさそうです。

序盤の欧州株価指数先物は概ね上昇して開始。この後21:00に米MBA住宅ローン申請件数、24:00にユーロ圏の2月消費者信頼感指数速報、そしてFOMC議事要旨の公表は明日未明4:00となります。

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