ランド円レポート月曜版(2018/12/24)

先週のランド円は、南アフリカの影響よりも米国の利上げとそれに伴う米国株式市場発のリスクオフ相場に押された週となりました。

ランド円レポート月曜版(2018/12/24)

ランド円レポート月曜版

まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが、緩やかな下げを想定し「7.70レベルをサポートに、大台8.00レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは、安値が7.57レベル、高値が7.95レベルと予想よりもやや弱い値動きの一週間となりました。

先週のランド円は、南アフリカの影響よりも米国の利上げとそれに伴う米国株式市場発のリスクオフ相場に押された週となりました。週前半こそ前週安値は割り込まずにもみあいとなっていましたが、まず米国の利上げで南アとの金利差縮小、さらには株式市場が下げたことからリスクオフで新興国通貨に売りが入りやすい地合いだったということが影響しました。

テクニカルにも前週安値を割り込んだあたりから下げ足を速めたという印象ですが、日足チャートで見ても最近のランド円は下値のターゲットを試しやすい動きを続けていて、先週は9月安値と12月高値の半値押し7.73、61.8%押し7.58と下げてきています。日足チャートをご覧ください。

ランド円レポート月曜版

12月高値からの下げですっかり下げ相場へと転換している様子がわかります。このあとのターゲットとしては78.6%(61.8%の平方根)押しである7.37程度しか残っていないのですが、12月高値を起点とした逆N波動による100%エクスパンションが7.50(青のターゲット)となっていてテクニカルには同水準を目指す流れにあると考えられます。

今週は欧米がクリスマス休暇で週前半が無いに等しく、また南アフリカの材料も長期的な悪材料であるエスコム問題もすぐにどうこうという話ではありませんので、今週はこのまま4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)も見てみます。

ランド円レポート月曜版 2枚目の画像

ここ3週間ほどのランド円はピンクの平行線で示した下降チャンネルの中での動きとなっていますが、青の水平線で示した7.50も7.37もこの下降チャンネルの中では今週中に到達してもおかしくない水準に位置しています。大きく流れが変わる要素も無さそうなので年末年始には、トライしそうな印象が強いチャートです。

年末年始の2週間も引き続き下降チャンネルの中での推移を継続する前提で、7.35レベルをサポートに、7.80レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

なおランド円のレポートは、年内は本日が最終、年明け7日再開となります。今年も一年間ありがとうございました。

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