ランド円ショートコメント
まず先週の振り返りですが、下降トレンドを継続する展開を考え「7.80レベルをサポートに、8.10レベルをレジスタンスとする週」を考えました。実際のレンジは、安値が7.79レベル、高値が8.06レベルと予想よりも若干狭いレンジでの動きとなりました。
先週のランドは、国内要因となる経済指標は好悪ミックスという感じでしたが、引き続き世界的な景気鈍化懸念が中国経済にも影響が出やすいという部分と、今週のFOMCでの米国利上げといった外部的な悪材料が新興国通貨市場では気にされていたと思います。また南アフリカに関して言えば前週出てきた国営電力会社エスコムの債務問題が今後どのようの南アフリカに影響を及ぼすのか、長期的なテーマではあるものの売り材料です。
さて、今週ですが材料的には先週と変わりません。なんとなく新興国通貨市場も年末モードになってきた感じがあり、よほど目立ったニュースでも無いと動きにくそうです。ということで、材料が少ない時はテクニカルということで、チャートを見てみましょう。いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)です。
ランド円、ドルランド、ドル円四時間足
先週のレンジを水平線(薄いピンク)で、高値からのレジスタンスラインをベースに想定した平行チャンネル(濃いピンク)を下降チャンネルとして引いてみました。どうも前者の動きよりは先々週からの下げがまだ継続していると考えた後者の下降チャンネル内での動きの方が妥当に思えます。
8円の大台を割り込んでの週末クローズとなったこともあり、今週は緩やかな下げを想定し、7.70レベルをサポートに、大台8.00レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:山中 康司
2018.12.24
ランド円レポート月曜版(2018/12/24)
先週のランド円は、南アフリカの影響よりも米国の利上げとそれに伴う米国株式市場発のリスクオフ相場に押された週となりました。
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:山中 康司
2018.12.10
ランド円レポート月曜版(2018/12/10)
先週のランド円は、いくつかの悪条件が重なりました。まず週初からの米国株安によるリスクオフ、リスクオフでは高金利通貨売り低金利通貨買いとなりやすい
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。