トルコ円ショートコメント(2016年4月18日)

先週の振り返りですが、「37.20レベルをサポートに、38.90レベルをレジスタンスとする流れ」と予想

トルコ円ショートコメント(2016年4月18日)

トルコ円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、「37.20レベルをサポートに、38.90レベルをレジスタンスとする流れ」と予想を立て、実際のレンジは安値が37.61レベル、高値が38.46レベルと、思いのほか狭いレンジでの取引となりました。

しかし、週末の2つのイベントに関して、少なくともドル円要因はトルコ円にも影響を与えますし、原油安が株安へと飛び火してくるとリスクオフの観点からトルコ円のような新興国通貨にも悪材料とされやすいことは、これまでも見てきたとおりです。

今週は20日にトルコ中銀が政策金利の発表を行いますが、現状維持というコンセンサス通りでしょうから、やはりドル円と原油価格から波及してのリスクオフの動きがどこまで進むのかが最も気になるところです。また、トルコ円の場合、テクニカルな点が今週は最も重要です。

先週のコメントで「2度トライした2月安値(37.68)をザラバベースとはいえ更新する動きとなり7日には37.61の安値をつけ・・・37.61を下回るNY終値を付けて来ると、その時にはもう一段の下値トライを考えなくてはいけません」と書きました。そして、いま5回目(2月2回、4月2回)のトライをしようとしています。

こちらも、1時間足チャートを直近2週間で見てみましょう。

              TRYJPY 一時間足

              TRYJPY 一時間足

ピンクの太線が、いま5回目のトライをしようとしている非常にクリティカルなサポートライン37.60レベルのラインです。本日早朝の安値も37.62とかろうじて踏ん張った感じですが、さすがにここまで距離が近いと今週中に1度は下抜ける動きになると考えざるを得ません。その場合は、先週示した「2月高値を起点に2月安値への下げ、その後3月末高値への戻し・・・フィボナッチエクスパンションによる値幅観測として、37.25、36.52」という水準が計算されることとなります。

今週は、さすがにこれらの水準まで一気に行かないかもしれませんが、37円台前半を視野に入れた展開です。37.25レベルをサポートに、38.25レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る