週明けの東京、原油安・円高・株安(2016年4月18日)

週明けの東京市場は特に株式市場にとっての悪材料が重なり、日経平均株価は572円安の1万6千275円で終了しました。

週明けの東京、原油安・円高・株安(2016年4月18日)

週明けの東京市場、原油安・円高・株安

週明けの東京市場は特に株式市場にとっての悪材料が重なり、日経平均株価は572円安の1万6千275円で終了しました。
前週の熊本での地震が実は「前震」に過ぎず、週末に「本震」を含む規模の大きな地震が頻発、被害が拡大したことに加え、G20では米財務長官が円高に対し「秩序的だ」ときわめて冷淡な態度をとったことや、期待を裏切りドーハの産油国会議で原油増産の凍結が何一つとしてまとまらなかったことなどがリスク回避の円高への圧力を強め、株安を招いた形です。

原油先物は前週42ドル台だったものが一時は38ドルを下回り、ドル円も107.76まで売り込まれ、現在も108円ばさみの円高値圏で取引されています。

今日はA$、南アフリカランド等の資源国通貨も売りを集め、円高との相乗効果でこれらの通貨は対円で大きく値を下げています。

安倍首相は3月2日の予算委員会で「リーマンショックや大震災のような事態が起きない限り、消費税の再増税を延期しない」と期せずして述べていますが、大震災が本当に起こってしまった今消費税の引き上げ延期は当然議論されてしかるべき内容となってきました。

本邦では今日は目立った指標の発表はありませんでした。
序盤の欧州市場でも株は全面安の様相を呈しており、今晩の欧米の株式市場の反応次第では一応下げ止まっているドル円相場も、一段の下値追いをする可能性がありそうです。

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