トルコリラ円ショートコメント
まず先週の振り返りですが、上昇チャンネルを下抜ける展開をメインシナリオとして「17.80レベルをサポートに18.80レベルをレジスタンスとする週」を考えました。実際のレンジは、安値が18.33レベル、高値が19.26レベルと予想とは逆に週を通してじり高の一週間となりました。上昇チャンネルのサポートラインで反発する動きは驚くほどの強さと言ってよいです。
先週のトルコリラ円は、どう考えてもおかしな食料品の値下げとローンの金利引き下げを柱としたインフレ対策にも売られず、その後は強い経済指標と週末の裁判で米国人牧師が解放されるとの思惑で週後半は買われる動きでした。週半ばのNYダウ急落によるリスク回避にも耐えたという点ではトルコリラ強し、としか言いようがありません。
上昇チャンネルを維持したというテクニカルな要因が大きかったのではないかと考えています。
今週は週末に思惑通りブランソン牧師が解放されましたが、こちらは既に織り込み済み。
またいくつかの経済指標が発表されますが、現在の状況だとあまり悪い材料にも反応しにくいのではないかという気がしてきます。
それ以上に、テクニカルのみで考えた方がいいと思いますので、早速いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。
強いですね。
今週は上昇チャンネルのサポートが週初に18.55レベル、週末には18.83レベルにまで上がってきますし、レジスタンスは週初から20円の大台に位置しています。また青の水平線は急落後の戻り高値19.40ですが、完全に視野に入れていると言ってよいでしょう。
さすがに、20円の大台はどうかと思いますが、戻り高値を超えて18.60レベルあたりがターゲットとなってきそうです。
今週もチャンネル継続を考えざるを得ず、18.70レベルをサポートに19.60レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
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