トルコリラ円ショートコメント(18/3/5)

先週は、トルコリラだけでなく新興国通貨全般にリスクオフが目立ちました。リスクオフは高金利通貨(ランド、トルコリラ等)

トルコリラ円ショートコメント(18/3/5)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、トルコリラ円は「上値の重たい展開を考え、27.70レベルをサポートに、28.40レベルをレジスタンスとする一週間」を見ていました。実際のレンジは、安値が27.52レベル、高値が28.30レベルと予想以上にトルコリラ安が進み、新安値を更新してきました。

先週は、トルコリラだけでなく新興国通貨全般にリスクオフが目立ちました。リスクオフは高金利通貨(ランド、トルコリラ等)が売られ低金利通貨(円)が買い戻されるという定石通りではありますが、他にもランドは法改正の話が、またトルコリラはシリアにおける攻撃が激化していることから前週に続いてトルコリラの売り材料とされました。

ドルトルコリラはまだ新値には届かないもののドル円の円高の動きから、ポジション調整による売りも重なってトルコリラ円は大幅に下げる展開となっています。テクニカルにも非常に危ういチャートパターンとなっていますので、トルコリラ円も今週は日足チャートをご覧ください。

              トルコリラ日足

              トルコリラ日足

11月につけた当時の安値28円水準(ラインマーカー)を2月はかろうじて抜けずにいたのですが、先週の下げで27円台半ばへと抜けたことでチャートの形も非常に悪い形になってしまったと言わざるを得ません。現在はピンクの平行線で示した下降チャンネル内でのトルコリラ安トレンドにあると考えることとなります。

今週は7日にトルコ中銀の指標金利の発表がありますが、今回は全ての金利が現状維持の予想となっていますし、その後には米国雇用統計などもあるため、あまり材料視されていません。テクニカルな下抜けが当面はトルコリラの下押し材料とされやすいと言えます。

今週は28円の大台を抜けてしまいましたので、27.90レベルをレジスタンスに、下値は27.30レベルをサポートとする週を見ておきます。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る