トルコリラ円ショートコメント(18/2/5)

先週もトルコによるシリアクルド人地区への攻撃はあったものの、フランスなどが容認姿勢となったことから為替市場ではそれ以上の悪材料とはされず

トルコリラ円ショートコメント(18/2/5)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、トルコリラ円は「28.40レベルをサポートに、29.20レベルをレジスタンスとする流れ」としました。実際のレンジは、安値が28.59レベル、高値が29.36レベルと予想より20銭ほどトルコリラ高での推移となりました。

先週もトルコによるシリアクルド人地区への攻撃はあったものの、フランスなどが容認姿勢となったことから為替市場ではそれ以上の悪材料とはされず、前週安値28.63レベルをわずかに下回ったところから底入れ反発の動きとなりました。その後はドル円でのドル高スピードがやや速かったこともあり週末にかけては前週の高値圏へ上げての引けとなっています。

今週は5日にCPIの発表がありますが、先週30日にトルコ中銀は四半期インフレ報告を公表し、今年のインフレ率見通しをこれまでの7.0%から7.9%へと引き上げました。引き続き中銀として引き締めのスタンスを継続する姿勢を見せていますので、本日のCPIが予想よりも高い場合には、次回の政策金利引き上げ見通しに繋がる可能性が出てきます。それ以外には特に目立った材料はありません。

トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円四時間足

トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円四時間足

短期的には2週前の28.63と先週の28.59で底入れしたチャートとなっていますが、上値も着実に切り下げてきているため、4週前の戻り高値の位置する29.70レベルを明確に超えて来ない限りはいまだ下降トレンドにあると考えざるを得ません。

今週は上下ともに限定的な動きを想定し、28.80レベルをサポートに、29.40レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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