豪州政策金利予想
豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(2月5日14時30分現在)
現行1.5%→1.5%で据え置き予想 エコノミストのレンジなし(全員1.50%)
明日(6日)豪州中銀の政策金利が発表されます。2018年最初の金融政策です。今回もエコノミスト全員がレンジ幅のない1.50%の据え置き予想となっています。もし予想通りならば、2016年7月(1.75%→1.50%)に利下げ実施以降、実に19ヶ月連続の現状維持になります。
主な据え置き理由はまだ実質賃金の上昇力弱く、利上げの障害物になっていると指摘しているエコノミストが多いようです。今後の経済指標の数値次第で、もしCPIが中銀インフレ目標レンジ内に入っても、実質賃金の影響からレンジ下限で推移し利上げに繋がらないと見ています。
また、先々の予想に関し、エコノミストは2018年第2四半期に1.5%〜1.75%にレンジ拡大予想で、中間値が1.55%になっています。また第3四半期予想は平均1.6%ですが、レンジは1.25〜2.00%で両サイドに拡大しています。豪州の経済状況は決して悪くないですが、緩和継続により経済の腰を強くしている状況に変わりなしです。従いまして、今回のポイントも議事録要旨になります。
ご参考まで、前回(12月)の議事要旨の為替記述に関しては下記の通りになっています。
「(前略)…インフレは依然低く、CPIと現下のインフレは2%を下回っている。中銀は経済拡大に応じて、インフレが徐々に上がっていくと予想している。
豪ドルは過去2年間でみて、レンジ内で推移している。自国通貨上昇になれば現状見通しよりも更にゆったりとした経済活動の拡大やインフレが結果として現れる。
住宅債務の伸びはゆったりとした家計収入の伸びを上回るペースとなっている。中期リスクとして家計債務の高水準でかつ増加傾向が残る。
低金利の状態は豪州経済を支えている。現状取りえる情報を勘案し、委員会は現行の金融政策を維持するスタンスを取ることと判断した。これにより、経済成長を支え、インフレを目標値まで達成できるとみている。」
尚、次回金融政策発表は2018年3月6日(火曜日)に予定されています。
政策金利推移(2017年12月末まで)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
豪ドルWeekly 100円を挟んだもみ合い、CPIで早期の利下げ観測が強まる可能性も(24/11/22)
今週の豪ドルは、豪準備銀行(RBA)が公表した理事会要旨でタカ派姿勢が確認されたものの、買いは続かず、100円水準を挟んだ小動きの相場展開が続いた。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:川合 美智子
2024.11.22
ユーロ円 下値リスクが点灯中。162円台を回復出来ずに越週した場合は一段の下落へ(24/11/22)
ユーロ/円は163円台前半から161円台後半まで断続的に売られ、結局安値圏で引けています。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:橋本 光正
2018.02.05
豪州小売売上高予想(18/2/5)
豪州の前回(11月)小売売上高は予想を大きく上回り、伸び率1.2%になりました。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:編集人K
2018.02.05
A$シカゴポジション(2018年1月30日現在)
豪ドルはネットロングを3,500枚減らし、13,200枚割れとなりました。内訳はロングが変わらず、ショートが3,500枚の増加です。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。