ポンド1.40の大台を狙うか(18/1/19)

ユーロが強い動きとなってきましたが、欧州通貨の中で最も堅調さが目立つのはポンドです。

ポンド1.40の大台を狙うか(18/1/19)

ポンド1.40の大台を狙うか

ユーロが強い動きとなってきましたが、欧州通貨の中で最も堅調さが目立つのはポンドです。今月に入り17日には1.3943と1.40の大台に迫る動きを見せ、2016年6月に行われたEU離脱を問う国民投票以来の水準にまで回復してきています。大きな動きなので週足チャートをご覧ください。

ポンド1.40の大台を狙うか

黄色のラインマーカーで示した大暴落のローソク足が国民投票が実施された週です。また昨年1年間の動きを見ると、1月から安定した上昇チャンネル(ピンクの平行線)の中での推移を続け、今年に入ってここまでこの上昇チャンネルから外れる様子がまったくありません。

ユーロドルではスペインのカタルーニャ問題やドイツの連立協議などで大きめの押しが入ることもありましたが、ポンドドルでは調整程度の下げで再び上昇に回帰する動きを続けています。メイ首相の指導力低下やブレグジットのフェーズ1から2への移行で見られた英国に対する懸念にもほとんど悪影響が無かったと言ってよいほどです。

ポジション的(シカゴ通貨先物におけるポンドの非商業部門大口ポジション)にも、昨年9月上旬までに売り越しはほぼ解消され、昨年12月以降は金額的には少ないものの着実にポンド買いのポジションが積み上がっている段階です。ユーロの史上最高の買いポジションや、継続する高水準な円売りポジションと比べても余裕がある買いに過ぎません。

現在の水準は、2014年高値1.7191と昨年安値1.1987との38.2%戻しにあたる1.3975とほぼ一致する水準にあり、大台1.40を前に足踏みしやすい水準でもあります。しかし、今後もユーロ高が続く可能性が高く、ユーロポンドが安定してきている(もみあい相場)ことから考えると、長期的には半値戻し1.4589に近い水準も十分に考えられます。

長期的にはブレグジットのゴール(2019年3月29日)を前に、一度は買われすぎ相場を見るのではないかというチャートと言えるでしょう。

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