トルコリラ円ショートコメント(18/1/9)

トルコのエルドアン大統領は5日にフランスに訪問、年初からEUに対して近づく動きを示す中、EU側もトルコに対して態度を軟化させ

トルコリラ円ショートコメント(18/1/9)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、トルコリラ円は「引き続きトルコリラ高のトレンドを継続し、29.50レベルをサポートに、30.20レベルをレジスタンスとする週」としました。実際のレンジは、安値が29.55レベル、高値が30.30レベルと予想をやや上回るトルコリラ高の週となりました。

トルコのエルドアン大統領は5日にフランスに訪問、年初からEUに対して近づく動きを示す中、EU側もトルコに対して態度を軟化させユンケル委員長は、トルコのEUへの歩み寄りに手助けできるという発言をしています。また、先週書いたことですが米国のビザ発給再開も引き続き好感されている様子です。

直近ではエルドアン大統領が非常事態を再延長というヘッドラインが出ましたが、既に6回目でこのこと自体は材料視されませんでした。逆に次の再延長が無いというような時にトルコリラにとって好材料とされるといったところだと思われます。

今週はトルコの経済指標はいくつか出て来るものの、方向性を変えるほどのものではありませんので早速チャートを見てみます。いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円 四時間足

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円 四時間足

ピンクの平行線で示した上昇チャンネル(12月15日安値と1月2日安値を結んだサポートラインとその平行線を12月18日安値に合わせたもの)の中での動きをきれいに継続しています。中段のドルトルコリラを見てもドル安・トルコリラ高の動きを同じ期間継続していることがわかります。

今週の上昇チャンネルは下限が29.75レベルから上昇、上限は30.55レベルへと上がっていきます。引き続き上昇チャンネル内での動きを考え、29.80レベルをサポートに、30.50レベルをレジスタンスと上側に余裕あるレンジを見ておきます。

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