トルコリラ円ショートコメント(17/12/25)

トルコ関連で目立ったニュースがあったわけではありませんが、先週はドル円もクロス円も全体的に円安相場となったことでトルコリラ円もまた円安になったと考えられます。

トルコリラ円ショートコメント(17/12/25)

トルコリラ円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、トルコリラ円は「28.60レベルをサポートに、29.50レベルをレジスタンスとする週」としました。実際のレンジは、安値が28.98レベル、高値が29.77レベルとトルコリラ高の週となりました。

トルコ関連で目立ったニュースがあったわけではありませんが、先週はドル円もクロス円も全体的に円安相場となったことでトルコリラ円もまた円安になったと考えられます。新興国通貨のもうひとつの人気通貨であるランド円が大きく上昇したことも支えになったと言えるでしょう。また、ドルトルコリラも継続して緩やかなドル安・トルコリラ高のトレンドとなっていたことから30円の大台回復をも視野に入れてきた感があります。

ただ、大台に近づいてくると心理的な抵抗も出てきますので、簡単に大台を上抜けて行く動きとはなりにくいでしょう。トルコリラも年末に向け動きが出にくいと思いますので、やや長めに今週は日足チャートを見てみます。

              トルコリラ円日足

              トルコリラ円日足

現在の水準(12月高値圏)は、9月高値32.39と11月安値28.03のおよそ38.2%戻しの水準に位置していて足踏みしやすい水準ではありますが、先週の上昇で月間高値をわずかに上抜けてきたことから30円の大台から半値戻しにあたる30.21レベルをターゲットとしやすい流れと考えられます。いっぽうで12月中旬につけた安値で短期的な底は付けたと見られ、下値は11月安値と12月中旬の押しを結んだサポートライン(現在29.30レベル)と考えることができます。

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