A$シカゴポジション
主要通貨ポジション(単位:枚)(2017年12月19日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
豪ドルのシカゴポジションは先週19日締日の数値を見て驚きとなりました。当初は見間違いと思いましたが、報告内の前週比の比較数値が合っており、シカゴはクリスマス前に損切りをした模様です。ポジションは総計で53,400枚も売り越し、ネットショート12,700枚弱にひっくり返しました。ロングは55,400枚の減少、ショートは2,000枚の減少になっています。相場は12月11日が直近の大底で、締日以降の13日から豪ドル高になっているので、シカゴは売り上がりながらロングを落としたとしか考えられません。しかもショートに切り替えているので、このショートの持ち値もあまり良くないと思います(19日までの高値が0.7695米ドル)。ロングを投げたところが買い場とみていましたが、この様な形での豪ドル高は想定外でした。今週以降もショートを積みましてくると豪ドルは一段高になりそうです。下図(1)見ても3つのトレンドラインを全て上抜き、新たな豪ドル高に向かいそうな形をしています。
その豪ドル/米ドル相場は、現在重要な抵抗線0.7710米ドルに絡んでいます。ここを確りと抜けてくると新たな短期豪ドル高トレンドに切り替わります。最初は0.7750〜60米ドル、次いで0.7820、0.7880〜90、0.7910〜20米ドルの順に抵抗線が控えています。最後を抜けて終わるとダブルトップの0.8110米ドル、長期豪ドル高トレンドラインの上限0.8370米ドルまでが視野に入ります。下値は0.7650、0.7610、0.7510米ドルにサポートあり、最後は長期豪ドル高トレンドラインの下限です。もしシカゴが今週以降もショートを積み上げてくると上値トライの始まりになりそうです。(1豪ドル=0.7716米ドル、12月25日13時45分現在)
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。緑は抵抗線になっています。黒は直近の抵抗線を示しています。
オーダー/ポジション状況
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