過去6年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き21
豪州株価指数とNZ株価指数推移(2017年12月26日現在)
12月に入りNZ株が再度豪州株の上げを凌駕しています。上図では一度下抜けたライン?に向かう上昇となっています。一方、豪州株は2015年の高値をやっと抜いて新値を更新しています。オセアニアは先進国内での比較では成長格差高く、加えて緩和状態を維持しているので、結果として株価には好影響となっています。中でもNZ株の上げは急角度を維持しており、NZ株>豪州株の流れを守っています。従いまして、豪ドル対NZドルは若干の豪ドル安に動いています。
(注:上図は豪ドル/NZドル為替推移(青)と2国間株価指数比(オレンジ:「豪州株÷NZ株」で表したもので、上方が豪州株高、下方がNZ株高)
その為替は緩やかな豪ドル高トレンドを維持し、かつレンジ内の抵抗線を上抜いており、豪ドルの押し目買いになっていますが、株高の勢いと金利差(NZ金利>豪州金利)からどうしてもNZに分がありますので、押し目を丁寧に豪ドルを拾っていく以外に無さそうです。
豪ドル対NZドルの為替は前々回10月31日時点で、「…(前略)このレンジ内の1.10絡み(1.0985付近)に急激な上昇サポートがあり、このラインは日々8〜10ポイント上げているので、ここを下抜くと上昇トレンドライン下限方向の流れ(豪ドル高調整)になります。この場合には1.0930〜40、1.0820〜30NZドルのサポート狙いになりそうです。いずれにせよ豪ドル高NZドル安のトレンドの中に入っているので、押し目は豪ドル買いになりそうです。」としました。
更に11月27日時点では「…下値サポートは1.1010、1.0930、1.0820〜30NZドルの順にありますが、最初のサポートを切れると豪ドル高調整の下押し局面に入り買い場探しになります。…」としました。
結果は12月に入り1.1010を切り、中旬に1.0860NZドル付近まで下押しし、現在はそこから120〜130ピップスの豪ドル高に戻っています。上値は1.1030〜40NZドルに抵抗線あり、ここを上抜けていくと、豪ドルは一段高トライに入れます。次の抵抗線は1.1110NZドルになります。
尚、大きなトレンドラインは1.0800〜1.1420レンジの豪ドル高トレンドで、現在はレンジ内の下限レベルで推移しています。もし、レンジ下限を切った場合には1.0500NZドルまでの下値余地ができますが、依然として豪ドルは買い場になります。
(12月27日11:00現在、1豪ドル=1.0992NZドル)(前回は11月27日掲載)
オーダー/ポジション状況
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