豪ドル/円、短期は強気、中期トレンドもやや強気に変化。
世界経済が緩やかな拡大基調にある中でオーストラリア経済も引き続き好調さを維持しています。家計債務が上昇傾向にあることから、労働賃金の上昇率の鈍さが先行きの消費に影響を及ぼす可能性は否定できませんが、足元の景況感が良いことや、米税制改革法案の年内可決を見てリスク要因が払拭されたことから豪ドル相場は対ドル、対円で上値余地を探る動きが継続中です。
チャートを見ると、日足は12/7に付けた84.67を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しています。この間に、9/21に付けた90.30を直近高値として上値を切り下げて来たレジスタンスラインを12/21の日足がしっかりと上抜けて新たな上昇トレンド形成の流れに入った形となっています。88〜90円ゾーンには中期的な上値抵抗が散在していますが、対米ドルでも0.77台乗せを見て、強気の流れに入っていることから、豪ドル/円相場が下げに転じた場合でも、深い押しに繋がらない可能性が高いと見られます。日足の上値抵抗は88.10-20、89.00-10に、下値抵抗は87.30-40、86.50-60にあります。短期トレンドは86円割れを見ない限り、豪ドル強気の流れを維持します。21日移動平均線は86.10に、200日移動平均線も85.89にあり、これらをしっかり上抜けた状態にあり、短期トレンドは豪ドル強気の流れにあります。
一方、週足は2週連続陽線引けとなり、下値を切り上げる流れを変えていません。また、87.20-30の抵抗を上抜けて越週したことにより、新たな上昇トレンド形成の動きに入った可能性が生じており、今週も週初から上値追いの動きが強まっています。一方で90.00-10には長期的な上値抵抗が控えており、続伸に繋げた場合でも90円台定着には時間を要する可能性が高いと見られます。週足の上値抵抗は88.10-20、90.00-10に、下値抵抗は86.50-60にあります。31週、62週移動平均線は86.68と85.52に位置しており、両者を上抜けて中期トレンドは再び豪ドル強気の流れに戻しています。一方、月足ベースで見た強い上値抵抗は89.30〜90.00ゾーンにあり、これを上抜け切れない可能性に注意が必要です。
豪ドル/円【週足】:(12/27現在31週移動平均線は86.68に、62週線は85.52にあり両者を上抜けて中期トレンドは豪ドル強気の流れに入っている)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:橋本 光正
2018.01.04
A$シカゴポジション(2017年12月26日現在)
豪ドルのシカゴポジションはネットショートを約1,000枚弱増やしました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。