ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが、ランド円は「8.20レベルをサポートに、9月高値に近い8.50レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは、安値が8.24レベル、高値が8.61レベルと9月高値を超え7月高値の8.74をも視野に入れる動きとなりました。
これは、現在開催中である南アフリカの与党ANCの党大会において、ズマ大統領(=ANC議長)の後任として、反ズマ大統領のラマポーザ副大統領が優勢との見方が強まったことによるものです。ズマ大統領の元妻ドラミニズマ氏(前アフリカ連合委員長)とラマポーザ副大統領(65)は接戦とのヘッドラインもありますが、今回の選挙では無効投票が多く、結果としてラマポーザ氏に有利な動きになっている様子です。
結果は本日中にも判明しますが、反ズマ大統領による新しいANC、そして大統領誕生に期待してランドは対ドル、対円ともに週明けの東京市場から続伸する動きとなっています。
4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。
ランド円、ドルランド、ドル円四時間足
上側にある2本の水平線は、8.80の手前に位置する7月高値と5月高値です。およそ上側のターゲットはこれら8.80にあり、同水準を目指した動きになっていることがわかります。東京前場の高値は8.68レベル、と金曜の海外市場以降は大幅に上昇してきています。
結果発表とともにいったんは利食い売りも出るでしょうが、引き続き押し目買いが入りやすい動きとなりそうです。今週は8.40レベルをサポートに、ターゲット8.80レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
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