トルコリラ円ショートコメント(2017年9月4日)

先週は祝日と犠牲祭があり、トルコリラ自体には目立った材料はありませんでしたが、基本的にドル円の動きに追随した週であったと言ってよいでしょう。

トルコリラ円ショートコメント(2017年9月4日)

トルコリラ円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、トルコリラ円は「31.20レベルをサポートに、32.00レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が31.28レベル、高値が32.25レベルと、予想よりもややトルコリラ高での推移となりました。

先週は祝日と犠牲祭があり、トルコリラ自体には目立った材料はありませんでしたが、基本的にドル円の動きに追随した週であったと言ってよいでしょう。木曜まではほぼドル円におパラレルに動き、金曜も雇用統計後にドル円が反発したため、ほぼ高値引けでの週末クローズとなりました。

週明けは北朝鮮の核実験によるリスクオフの動きも見られましたが、比較的落ち着いた値動きを示していて、影響は最小限にとどまっています。また今週のトルコは5日にCPI、8日に鉱工業生産が発表されますが、材料薄の翌週ということもあって、金融政策にも影響の大きい8月CPIのほうが注目度は高いでしょうか。ただ、前月比+0.15%の予想で、この数字自体は前月と変わりませんので、予想からかなりずれた数字でも出ない限り影響は限定的かもしれません。

テクニカルな観点くらいしか指摘するものがありませんので、4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円 四時間足

     トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円 四時間足

上段のトルコリラ円も中段のドルトルコリラも、8月はそれぞれピンクの平行線、青の平行線で示したチャンネルの中でトルコリラ高の推移となっていました。現状ではすべてのクロス円でリスクオフの円高の懸念は残るもののテクニカルにはトルコリラ高の流れを継続していると考えざるを得ません。

トルコリラ円は直近では黄緑の平行線で示した上昇チャンネルの中で緩やかにトルコリラ高の流れにあると考えられます。今週はドル円でのリスクオフの動きには常に警戒しつつもテクニカルなトルコリラ高の動きをメインに捉え、31.60レベルをサポートに、32.50レベルをレジスタンスとする週を考えておきます。

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