トルコリラ円ショートコメント
まず先週の振り返りですが、トルコリラ円は「上値の重たい流れを考えて、30.90レベルをサポートに、31.50レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が30.97レベル、高値が31.43レベルと、予想外に狭い値幅での取引に終止しましたが、想定内の動きであったと言えます。
先週のトルコリラは、3日木曜までは目立った動きは見られず、木曜のCPIも予想に近い数字が出たものの、そのあたりから売りが強まった印象です。これはどちらかというとトルコリラではなくドル円における円買いの動きと重なっていましたが、この時のドル円はロシアゲート問題における大陪審設置の話からリスクオフの円買いとなったものです。
その後、週末の雇用統計ではドル街の動きとなりましたが、前日に円買いの動きで水準を下げていたトルコリラ円は雇用統計では逆に元の水準へと戻した動きとなりました。この動きでこれまでは上値の重たい動きを続けていたトルコリラ円もいったん31.00円の大台で下げ止まった印象です。
いつもの4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。
トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円四時間足
チャートを見てもわかりますが、7月以降は31円がサポートとなっていることがわかります。いっぽうでレジスタンスは前週の高値であり、更にその前の週のサポートであった31.60が今週もレジスタンスとなりやすい水準となっています。先週はかなり狭いレンジではありましたが、引き続き大台31.00レベルをサポートに、31.60をレジスタンスともみ合い継続の週を考えています。
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