トルコリラ円ショートコメント(2017年7月24日)

先週は、トルコリラ絡みでは17日に失業率の発表がありましたが、前回の11.7%から10.5%へと予想の11.0%からも離れて大幅改善を見せました。

トルコリラ円ショートコメント(2017年7月24日)

トルコリラ円ショートコメント

先週は、トルコリラ絡みでは17日に失業率の発表がありましたが、前回の11.7%から10.5%へと予想の11.0%からも離れて大幅改善を見せました。しかし、リラ会の動きは一時的なものとなり17日の31.95が週間高値となったわけです。トルコリラ自体はその後も対ドルでは堅調な動きとなっていましたが、ドル円がリスクオフの動きから円高へと動いた結果、円買いの動きに引っ張られる形でトルコリラ円はじり安の動きとなりました。

今週は27日にトルコ中銀の政策金利の発表がありますが、現在の実質的な政策金利である後期流動性貸出金利も含めて、現状維持がコンセンサスとなっています。現在は引き締めのバイアスをかけているトルコ中銀が声明でそのスタンスに変化を見せるかどうかが市場参加者の注目と言ったところです。個人的には可能性は低いと見ていますが、将来的に利下げを行う可能性に言及するかといった点を気にする向きもいる様子です。

それでは、4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)をご覧ください。

      トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円 四時間足

      トルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円 四時間足

先週の高値は32円の大台には届かず反落していることから、現在は7月安値の31.03を試しやすい流れに転じてきていると考えられます。ただ、一気に抜けることも考え難いため、今週は31.10レベルをサポートに、31.80レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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