ユーロドル長期チャート
6月29日にユーロドルの長期見通しを示しましたが、週足〜月足レベルでのトリプルボトムが完成した場合には、1.25という水準も十分に考えられるという見方に変化はありません。これは数週間から数か月といったタームでの見通しですが、その後のユーロは29日に1.1446レベルの高値付けて以降、短期的な調整局面入りとなっています。
本日は、この短期的な調整がどの程度の深さになるのかテクニカルな観点から考えてみることにしましょう。
ユーロドルの4月下旬以降の4時間足チャート(紫色の枠が1週間)をご覧ください。
ユーロドル四時間足
5月15日週に水準を切り上げ、5月19日以降はおよそ1.1120〜1.1280レンジでのもみあいを継続(黄緑の点線で囲った範囲)、そして先週のドラギ総裁発言でレンジの上抜けとなったのが前回29日までの動きです。そして、高値をつけてからはピンクの平行線で示した短期下降チャンネルの中で高値を切り下げる動きとなっています。
もみあい最後の週の安値1.1119から先週高値1.1446までの上げに対する半値押しの水準は1.1282(赤い線で示したフィボナッチ・リトレースメント)となっていて、ちょうどもみあいの上限と重なります。現在の下降チャンネル内での推移は、この1.1282をターゲット(ゴール)とする流れであると考えることが妥当です。
明日の雇用統計の数字によっては一時的に下抜ける動きもあり得るでしょうが、その場合でも61.8%押しにあたる1.1244レベルが今回の下げの限界点です。その後は冒頭に書いた通り、再び長期ユーロ買いのトレンドに戻る可能性が高いという見方です。
オーダー/ポジション状況
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