ユーロドル長期チャート(17/6/29)

ユーロドルは長期チャートで見てもかなりクリティカルな水準へと到達しています。

ユーロドル長期チャート(17/6/29)

ユーロドル長期チャート(17/6/29)

一昨日のドラギECB総裁のリフレ発言をきっかけに、ユーロがほぼ全ての通貨に対して大幅に上昇していますが、ユーロドルは長期チャートで見てもかなりクリティカルな水準へと到達しています。

2014年4月以降の約3年強の週足チャートをご覧ください。

             ユーロドル週足

             ユーロドル週足

ここ2年半で見るとユーロドルはおよそ1.05〜1.15の1000ポイントのレンジの中でのゆっくりとしたもみあいを繰り返してきました。しかし、5月上旬にシカゴの投機筋ポジションが買いに転じて以降着実にユーロ買いが進み、今回のドラギ総裁発言以降1.14台乗せとほぼこれまでのレンジ上限に近づいています。

しかし、気になるのは2年半よりも前の2014年5月以降の大きな下げです。2014年5月高値1.3995を高値に翌年3月には1.0463をつけ、その間3500ポイントを超える暴落とも言える値動きを見せたことがわかります。1.04台は昨年から今年の年末年始にかけて1.03台をつけるまでは長らく安値となっていた水準で、ここに至るまで1.05を割り込むといよいよパー(1ユーロ1ドル)と何度も言われながらも、結局は折り返しパーを見ることは無くなりました。

チャートの中でピンクのラインを引いてありますが、大暴落後のもみあいを変形トリプルボトムと見るならばネックラインにあたります。ネックラインの高さがほぼ1000ポイントありますので、もしこのネックラインを上抜けし、ユーロドルが一段高となった時には1.25という水準がターゲットということになります。すぐに、1.25ということは無いにせよ、チャートパターン的にはひょっとすると、という形状になってきていることだけは認識しておきたいところです。

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