ユーロ続伸、対ドルで「ブレグジット」越え(6/29夕)

29日の東京市場でユーロは昨晩引き続きユーロが上昇した流れを受けて、朝方から買いが継続、午前中には1.14を越えました。

ユーロ続伸、対ドルで「ブレグジット」越え(6/29夕)

ユーロ続伸、対ドルで「ブレグジット」越え

欧州勢参入後1.1435をつけ独歩高、ユーロ円は1年5ヶ月ぶり高値

29日の東京市場でユーロは昨晩ユーロが続伸した流れを受けて、朝方から買いが継続、午前中には対ドルで1.14の大台を越えました。その後午後に入って一旦は1.14割れに小緩みしたものの、夕刻欧州勢参入とともに一段高となり、一時1.1435の高値をつけて東京時間18:30現在は1.1410近辺での取引です。
一方ドル円についても夕刻112.50を越えて円安が進行した影響で、ユーロ円は一時128.79まで買われ、約1年5ヶ月ぶりの高値を記録しています。

夕刻の一段の買いで、ユーロドルがつけた1.1435は一年前の6月24日にまさかの英国のEU離脱が国民投票で可決しポンド、ユーロが暴落する直前の高値1.1428を上回る水準です。
あれからEU圏を中心にさまざまな不安が渦巻くリスクオフの流れの中で米トランプ政権が誕生し・・・欧州で極右台頭が懸念され・・・といったその後の経緯を思い返すとやや感慨深いものがあります。

ユーロ更なる上昇局面入りか?EUの景況感は「世界金融危機」前を回復

本日、山中先生がユーロの中期のチャート上の留意点を書いてくださっていますので詳細はそちらをご参照いただくとして、「ブレクジット越え」で一旦反落する局面はあるかもしれませんが、相場に勢いがあり次の2016年高値1.1616が見えてきました。
今晩のところは上記山中先生のレポートにもご指摘のある、15年8月高値1.1714と16年高値1.1616を結ぶトレンドラインが、1.1452近辺と比較的近いところにありますので、今晩の相場との位置関係に注目です。もし、この勢いでトレンドラインを抜けてくるようですとよりユーロの中期の上昇局面がクリアになって来ると考えられます。

尚、先ほど発表されたユーロ圏の6月の景況感指数は予想109.5を大きく上回り111.1となり、サブプライムショックからリーマンショックに至る「世界金融危機」直前の2007年8月以来の高水準となり、欧州の景気回復を裏付ける結果となっています。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移、今晩は米国でGDP確報値等の発表がある他、プラードセントルイス連銀総裁の講演が予定されています。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る